チームで攻略‼︎才木浩人シビレる投手戦を完封で制す‼︎

阪神タイガース

こんにちは‼︎badass tigerです‼︎

シビレる投手戦をチームで制する‼︎

タイガースは、昨日マリーンズに2-0で勝利して2連勝を果たしました。

マリーンズの佐々木朗希投手に黒星をつける勝利。

まずは、先発・才木投手の好投が素晴らしかったですね。

紛れもなく、チームを救う見事なピッチングでした。

また、チームとしてこうやって佐々木投手を攻略していくという戦略を見せてくれました。

2-0という投手戦でしたがとても見応えのあるいい試合でしたね。

この記事は、タイガース日本一をリアルに見てきた僕がこの試合のタイガースの戦略の凄さについて書いていきます。

この記事を読むとこんな事が分かる‼︎

・難敵・佐々木朗希攻略のポイントが分かる‼︎

・タイガースの勝因が分かる‼︎

・岡田監督が誰よりも選手のこと考えているか分かる‼︎

両先発による素晴らしい投手戦

昨日の試合、タイガース先発・才木投手とマリーンズ先発・佐々木朗希投手の投手戦となりました。

佐々木朗希投手は、160キロを超える真っ直ぐを基本にフォークボールもキレていました。

今のタイガース打線では、なかなか打てそうにありませんでした。

事実、ノーヒットにずっと抑えられていました。

タイガースの才木投手は、今季1番の出来で真っ直ぐがコーナーに決まり、武器のフォークボールもとてもいいところに落ちていました。

いずれの投手も物凄くいい出来で、見応えのある投手戦が展開されました。

そして、両チームの戦略にも特徴があり見応えがありました。

両チームの対照的な先発投手攻略法

この試合出来の良かった才木投手に対して、マリーンズ打線はカウント球を積極的に打っていきました。

その結果、才木投手は球数を少なくする事が出来ました。

マリーンズの戦略は、才木投手に対して追い込まれるとフォークボールがあるので追い込まれる前に仕留めようということだったと思います。

しかし、才木投手の出来はそれをさせないくらい真っ直ぐのキレが素晴らしかったです。

2巡目からは、変化球を上手く織り交ぜながらマリーンズ打線を上手くかわしていきました。

そして、先週の記事でも書きましたが、カーブを上手く使って緩急も上手に使ってましたね。

梅野捕手も才木投手に対してとてもいいリードをしていました。

この記事でも少し書いたのですが、梅野捕手は元々以前のエース・メッセンジャー投手の主戦捕手でした。

メッセンジャー投手は、角度のあるフォームから150キロを超える真っ直ぐを投げ下ろします。

そして、キレのあるスプリットで三振を奪うタイプの投手でした。

しかし、忘れてはならないのが、その真っ直ぐを活かす緩急としてのブレーキのあるカーブが武器でした。

才木投手も、少しメッセンジャー投手とはタイプがダブるところがあったので梅野捕手にはそういうイメージでリードして欲しかったなと感じたのです。

こんなブログを、タイガースの選手が読むわけはないのですが、今日のバッテリーはその通りにこのカーブを上手く使っていました。

特に、ノーアウトのランナーを出した7回の中村選手に対して、このカーブを打たせて併殺に打ち取ったところは、この試合の大きなポイントでした。

この緩急を使ったピッチングがマリーンズの戦略を狂わせたともいえます。

一方で、タイガースの佐々木朗希攻略の戦略とは?

――佐々木朗のピッチングはどう見た。  

「まあ、そんな打てないっていうかね。ヒット出なかったけど、まあ、とにかく低めを振らない、こらフォアボールを絶対選べると思っとったから。まあ、出たらね、走れていうかね。そういうのは、もう、あのカウント関係なしにしてね。こっちがフォークと思ったら、スチールのサインで行けたから。それがよかったんじゃないかな。そういうふうな、な。まあ、何本もね、連打は打てないから。そんなピッチャーやないから。いろんなことをして点取ろうというか、そういうのがうまくいったと思うけどね」  

――6回も中野が四球で出て足でプレッシャーをかけた。  

「うまいこと、あれもフォークだったしね。そういうのはやっぱ大きいよね。サードまでいくことによってね、やっぱり前進守備で来るし、向こうも点取れてないわけだから。ヒットになる確率も高くなるしねってな感じやね」  

――やる前は「普通に」と言っていたが。  

「普通やろ。そうやなあ。いつもこんなやったらあかんけどな。もうちょっとヒット打たなあかんけど。まあ相手ピッチャーのな、力からいくと、こういう点の取り方しかないんかないうのはあるよね。やっぱり」

 ――低めに対する見極めはミーティングでもテーマに。  

「ああ、もうほとんどミーティングで。今日だけは見送り三振はOK言ってたから」

 ――6回の円陣もしっかり見極めをと。  

「そうそう。別にそんな難しいことは今岡言ってなかったみたいやけど。まあ、初めて組んだからオレがビックリしたわ。円陣組んだの。点入るんかなと思ったけど、点入ったからよかったやん。あれで入らんかったら、もう円陣組むなと言うけど」

スポニチアネックスより引用

タイガースの戦略とはズバリ、球数制限のある佐々木投手に対し低めのボールは見逃し三振覚悟でじっくりと見ていく戦法だったのです。

しかも、1巡目は普通に攻めて2巡目からこの戦略を使った事がポイントだったのです。

そして、6回の攻撃の前に今岡コーチが円陣を組んだのです。

しかもその内容とは、この戦略の確認だったそうです。

チーム全体の意思統一をもう一度確認しただけですが、相手にとっては何かしてくるぞという心理的な揺さぶりがありました。

それが6回の先制点につながります。

ヒット一本のみで佐々木朗希に勝てた理由

その6回先頭は、2番中野選手です。

中野選手は、追い込まれながら粘って四球を選びます。

この試合、佐々木投手は4四球を与えていますが、そのいずれも2打席目以降に与えているものなのです。

佐々木投手を早めに引き摺り下ろすための戦略ですが、この中野選手の四球がタイガースの先制点につながります。

中野選手は、続くノイジー選手の打席で盗塁を決めます。

そして、ワンアウトの後大山選手の4球目にフォークボールがワンバウンドしたのを佐藤捕手が大きく弾いてしまいます。

この辺り、タイガースの梅野捕手は才木投手のフォークボールをよく止めていて両チームのブロッキング技術の差を感じました。

ともかく、これでワンアウト三塁と先制点のチャンスが出来ます。

そして、続く2-2からの5球目を大山選手はライトへ弾き返してついに待望の先制点を叩き出します。

しかも、この大山選手のタイムリーがタイガースの初安打だったのです。

佐々木朗希投手は、6回102球1安打10奪三振と素晴らしい内容でした。

しかし、4四球1死球と実質6安打しているのと変わらなかったのです。

四球を多く選べたのは、紛れもなくタイガースの戦略が上手くいったからです。

そして、次の7回裏には変わった八木投手から梅野捕手がホームランを放ち試合を有利に進めます。

才木投手は、最終回にツーアウト2、3塁というピンチを迎えますが中村選手を三振に奪い見事に勝利しました。

才木投手は、9回3安打1四球で12奪三振という内容で完封勝利を飾りました。

タイガースにとっては、四球を多く選べた事が勝利に結びつきました。

タイガースの四球は、今季セリーグでずば抜けて多いのです。

そして、選んだ四球が直接勝ちに結びつくこともしばしばあります。

それでは、何故タイガースは今季それほどまでに多くの四球を選べているのでしょうか?

チーム四球の爆発的な増加に見る岡田監督の配慮

タイガースの今季爆発的な四球の増加については、色んな所で紹介されていると思います。

タイガース全体の四球の数は、セリーグダントツトップの186個を数えます。

この数は、土曜日までの数ですから昨日で190個を数えることになります。

タイガースの岡田監督は、四球もヒットと同じ価値のあるものと考えています。

塁に出るためであれば、ヒットも四球も同じというイメージですね。

むしろ、四球の方が投手は最低4球余分に投げるだけダメージは大きいのかもしれませんね。

ちなみに、昨年全体のチーム四球数は358です。

今季はまだ試合消化1/3の時点で昨年の半分以上の、四球を選んでいることになります。

ちなみに、昨日四球から先制のホームを踏んだ中野選手ですが、昨年四球数が600打席を超えながら18個しかありませんでした。

しかし、今季は235打席で既に25個、四球を選んでいます。

もうすでに、昨年の四球の数を上回っています。

しかも、まだ1/3くらいしか試合を消化していないのに‼︎

じっくりとボールをよく見て四球を選んでいこうという取り組みは、キャンプから行われて来ました。

そして、岡田監督はもう一つ選手たちに四球の価値を高めるために、ある秘策を行いました。

それは、岡田監督自ら球団上層部に掛け合い四球の査定を上げるようにした事です。

簡単にいうと、四球に対する査定を上げて四球を多く選ぶと給料がよりアップするということです。

そんなことを、監督が球団の上層部に言うことはなかなか出来ませんしそんな権限は普通ないでしょう。

しかし、タイガースの岡田監督は球界でも重鎮と言われるレベルにあります。

そして、監督としての実績もあります。

そんな岡田監督から直々にお願いされるとイエスという他はありません。

かくして、四球を選んだ時の査定アップを勝ち取り更に四球を選ぶことの価値を高めました。

チームを勝たせるために、そして選手たちのためにそこまで出来る監督はなかなかいませんね。

選手たちも監督がそこまでやるのなら必死で四球を選んでいこうもいう気になったのも頷けます。

その結果、タイガースはセリーグで圧倒的な四球の数を手に入れました。

そうすることで、ヒットは打てなくてもチャンスを作り少ないヒットで得点を奪えるようになったのです。

その典型的な試合が、昨日の佐々木朗希投手攻略に結びついた昨日の試合ということになります。

虎バン阪神タイガース応援チャンネルABCテレビ公式より引用

*こちらのYouTubeに、岡田監督の四球査定アップについて詳しく語っていますので参照してください。

まとめ

タイガースは、難敵・佐々木朗希投手からたった一本のヒットで一点をもぎ取りました。

そして、才木投手が今季最高の投球をして勝ちを掴み取りました。

打線自体は、低調なのですがしっかりと四球から少ないヒットで得点を奪い守り、勝ち切るというタイガースの野球が出来ています。

この勝利で、また勢いをつけて欲しいところです。

今日は、金曜日の代替え試合が行われます。

タイガースは、桐敷投手が仕切り直しの登板となります。

なかなか難しいとは思いますが、すでに連勝してリリーフも休む事が出来ているので気楽に自分の投球をして欲しいですね。

一方でマリーンズは小島投手です。

こちらも、左腕で見た目より球に勢いのある大竹投手のようなタイプと聞いています。

タイガースとしては、強引にならずにいかにコースに逆らわないバッティングが出来るかですね。

ここまできたらいい流れで来ているので、三連勝を目指して欲しいです‼︎

それでは、ごきげんよう‼︎

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