こんにちは‼️プロ野球観戦歴ならびにタイガースファン歴40年のbadass tigerです‼️
65歳のアップデート‼️
タイガースは、今季38年ぶりの日本一を達成しました。
そんなタイガースを率いたのは岡田彰布監督です。
タイガースで5年、バファローズで3年監督を勤めてきましたが初めての日本一となりました。
今日の記事では、岡田監督が自分が持っているイメージを変えて現代の選手に合うようにアップデートしたことについて書いていきます。
岡田監督自身が変わったことで、選手たちがまとまり日本一になれたと思います。

かつての投手酷使のイメージ
岡田監督の采配は、基本的には守りの野球です。
ピッチャーを中心とした守りの野球をベースにしています。
いかに失点を防ぐかということを重視しているために、無駄な失点を防ぐためリリーフ陣を多く使うことが多いです。
そのために、ピッチャーを守りたい投手コーチとはかなりの軋轢を生んでいました。
2003年の優勝を支えた名伯楽・佐藤義則コーチは岡田監督の継投について衝突してタイガースを去っています。
また、昨年までブルペンコーチだった金村暁さんは岡田監督になりリリーフ陣が酷使されることを嫌がりタイガースを去っています。
2007年には、久保田投手が90試合登板という日本記録を達成しました。
このように、信頼のある投手には酷使と言えるくらい数多く登板させています。
こういった部分が、投手コーチと衝突した理由だったのでしょう。
しかし、佐藤コーチ退団後は岡田監督に物言えるコーチがおらず岡田監督の投手運用に悩まされることになります。
また岡田監督は、独特の感覚を持つため投手コーチが準備させた投手とは違う投手を投げさせることもあるみたいです。
そのため、投手コーチは常に緊張感を強いられることとなります。
そういった、投手酷使や投手運用について岡田否定派は嫌なイメージを持っていたのだと思います。
しかし、その不安は今季払拭されることとなります。

そら、そうよ ~勝つ理由、負ける理由
アップデートされた投手運用
岡田監督は、リリーフ陣を今季基本的に3連投以上はさせないことにしています。
具体的に言うと、3連投した投手はベンチから外すということをしました。

ベンチにおったら、使いたくなるやんか、おーん。
ベンチに置いておくと、つい使いたくなるから連投がかさんだり疲れが見られる投手はベンチから外したり抹消してリフレッシュさせました。
投手を酷使するイメージがあった岡田監督ですが、いかに投手の疲れを最小限に抑えて一年をトータルで見るという考え方に変わっています。
10年以上外から野球を見ていて、現代の野球にマッチした考え方にアップデートしたのです。
そのことは、岡田監督の選手との接し方にも現れています。
コミュニケーション力のアップデート
岡田監督は、基本的に自分の考えはコーチに伝え、コーチを自分の分身とするという考え方です。
そのため、コーチ陣には非常に厳しくそのために岡田監督と袂を分かった人も多いのです。
例えば、選手が自分の考えと違うプレーをしていたら担当のコーチは烈火のように叱られていたのです。
しかし、その理由は選手がやりやすい環境を整えるためだったので選手がやりにくいと感じたからコーチ陣を叱ったのだと感じます。
ですから、実は選手からの評判は周囲が思っているほど悪くは無かったのです。
ただ、岡田監督自ら選手にコミュニケーションを取ることはほとんどなくコーチを通じて自らの方針を伝えていました。
しかし、再登板した今季はタイミングを見て自分自身から選手にコミュニケーションを取ることが多くなりました。
そして、選手と一緒に喜んたり感情を表す事も多くなりました。
年齢を重ねて丸くなったということもあるかも知れません。
しかし、今の若者のことをよく理解し選手たちに応じた対応をしています。
記者の前で選手の事を厳しく断罪することもありますが、基本的に選手たちへの愛情があふれていますから選手たちがついてきたのだと思います。
また、今回の監督が前回と違うところは前回はもう完成されたベテランが多かったのに対し今回はほぼ20代の若いチームということも大きいと思います。
タイガースとバファローズの監督をしていた時のイメージでは、岡田監督は完成されたチームを引き継ぐのが得意そういうイメージだったかも知れません。
しかし、実は岡田監督は今でも2軍の試合をよく視察するのです。
イメージとは違い、本当は若手を1から育てることを好む監督さんなんです。
ですから、岡田監督は前回よりも今回の方が楽しいと語っているくらいなのです。
もちろん、心に余裕が出来てきたことも大きいと思います。
岡田監督から声をかけられた選手は、試合になるとすぐに結果が出るために「岡田マジック」と言われることもありました。
しかし、基本的にはコーチ陣に指導は任せています。
監督もコーチも色んなことを選手に言うのは、選手が混乱してどうプレーしたらいいのか分からなくなる…
そういうこともあり、任せるところは基本的にコーチ陣に指導は任せているのです。
ただ、選手が悩んでいたり不調の時のここぞという時に直接声をかけている印象です。
監督さんから直接声をかけてもらうと、選手たちも嬉しいはずです。
岡田監督の声かけが、選手たちのモチベーションアップにもつながったと見ています。
岡田監督のこのコミュニケーション力の向上もタイガース日本一に繋がったと思います。
まとめ
ここ2日、タイガース日本一の振り返りをスカウト力の向上と岡田監督のアップデートというテーマからしていきました。
岡田監督は、65歳という高齢にも関わらず今までの自分を変えて現代の若者そして野球にマッチするスタイルに変えました。
リリーフを酷使しない、若い選手と直接コミュニケーションを取る‼️
一見、頑固に見える岡田監督ですが実はものすごく柔軟や考えをもつ監督なんですね。
来季は、このままのスタイルを続けながらより強いチームを作るようにアップデートしていくのだと思います。
おそらく、来季で最後になるであろう岡田監督。
タイガースと共に歩んだ67年。
その本当の意味での集大成を見せてもらいたいですね‼️
それでは、ごきげんよう‼️

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