若き2人の投手戦‼︎桐敷プロ初勝利を生んだ投手交代の明暗

阪神タイガース

こんにちは‼︎badass tigerです‼︎

投手戦は先に動いた方が負け‼︎

そういう格言がありますが、昨日の試合もそういうふうになりました。

タイガースは、ジャイアンツに2-1で見事に勝ち、6連勝を果たしました‼︎

タイガースの先発・桐敷投手、ジャイアンツ先発の横川投手両左腕が見事な投手戦を展開しました。

本当に見応えのある投手戦を魅せてくれました。

横川投手も敵ながらあっぱれでした。

敗色濃厚な試合をひっくり返した理由とは?

この記事は、プロ野球観戦歴40年、タイガース日本一をリアルで見てきた僕がこの試合の勝敗のポイントを中心に書いていきます。

この記事を読むと、こんな事が分かる‼︎

・投手戦は先に動いた方が負けるという事が分かる‼︎

・桐敷投手の変化について分かる‼︎

・あえてキツい場面で復帰・湯浅投手を起用した理由が分かる‼︎

天晴れな投球‼︎桐敷拓馬

タイガースの先発は、桐敷投手でした。

ブルペンでは、不調だったみたいですが試合になると素晴らしいピッチングをします。

-桐敷はどうだったか。

 「いや、あんまり調子がよくないというね。試合前のね、ブルペンの(報告だった)ね。まあストレートがよかったと聞いていたんで。ストレートでどんどん押していったと思うんですけど、まあ尻上がりにね、変化球がよくなって。まだ次の回もね、同点だったらいくつもりだったんでね、はい」

デイリースポーツより引用

岡田監督が、ブルペン時の状態の悪さについて語っています。

しかし、試合に入ると桐敷投手は、フォークボールの制球が良く三振を10個も奪いました。

真っ直ぐもなかなか良くて、140後半の速球を放っていてより変化球が活きましたね。

桐敷投手は、練習試合やオープン戦で、ボールが真ん中に集まって集中打を浴びるシーンが多く見受けられました。

そして、それが理由で開幕は2軍で調整となりました。

昨年まで、同じウエスタンで戦った仲間の村上投手や大竹投手(昨年はチームは違いますが…)の活躍を見て期するものがあったと思いますが。

そして、リベンジとばかりにこの試合は勝負所で低めに落ちる球を投げる事が出来ていましたし、コースに制球出来ていました。

これが、本来の桐敷投手なのでしょう。

-桐敷は予想を上回る内容。  

「ああ、予想上回ったな。神宮の時にピッチング見て、キャンプの時よりもだいぶいいなと、そんな話はしてたんだけど、まあ、今日ね、ストレートはけっこうね、力あるって言ってたけど、あとは変化球やなあと、そういう話はしてた、ピッチングコーチと」

 -六回の桐敷の打席で代打は考えなかった?  

「いやいや全然、そんなの、ずっとまだ8回もいかすつもりやったから。まああれは100(球)いっても大丈夫だから、まあなんとか、投げないと勝ち星つかないから」

 -キャンプやオープン戦から印象が変わった部分はあるか。  

「どうだろう、やっぱりコントロールかな。だからキャンプの時もブルペンで言ってたのは、ボール自体は伊藤と遜色ないって、まだボールの力は桐敷の方がある方だけど、そこはコントロールのね、違いでローテーション入れるか入れないかっていうね、そういうのが、やっぱりあるなあというのは話してたので。まあ、今日も途中からは変化球がね、カウント球でコースにいってたんでね。ストライク取れてたんで。これはある程度行けるなあと思ったけどね。7回くらいまではね」

デイリースポーツより引用

このコメントからも、岡田監督も桐敷投手について、良くなったと言っています。

坂本選手に唯一の失投をレフトオーバーされて1失点した以外は、ジャイアンツ打線をしっかりと抑えました。

結局、7回93球5安打1失点と素晴らしい内容でした。

敵ながら天晴れ横川凱

対するジャイアンツの先発は、横川投手でした。

横川投手は、桐敷投手を上回る素晴らしい出来でした。

タイガースは、ランナーを出すことすら困難な状況だったのです。

横川投手の特徴は、独特のフォームから、コーナーにキレのあるボールを制球出来るところです。

この試合も、コーナーに真っ直ぐを投げ分けていました。

そして、フォームも独特で打ちにくそうでしたね。

また、何より厄介だったのが緩急をつけるカーブです。

真っ直ぐを内外どちらかのコーナーで張っているところ、絶妙なところでタイミングを外すカーブがストライクゾーンに決まり更に打線を困惑させます。

コントロールと緩急、そしてタイミングを外すフォームと横川投手は今季1番の出来だったはずです。

敵ながら天晴れの投球でした。

しかし、次回対戦するときはタイガースもしっかりと対策をして捉えていきたいですね‼︎

この試合のポイントは6回裏、タイガースは先頭の木浪選手がヒットで出塁してバッターは桐敷投手

岡田監督は、そのまま打席に立たせて送りバントを命じます。

つまりは、7回も続投させるという事です。

結局バントは失敗して、後続も断たれました。

何だか嫌なムードが漂う中、7回のマウンドに桐敷投手があがりますがここをしっかりと3人で抑えます。

この回、一段とギアを上げ完璧な投球を桐敷投手は見せました。

一方ジャイアンツは一点リードしていて、横川投手は6回80球と球数もまだまだ行けそうな感じがして、引っ張られると嫌だなぁと思っていました。

しかし、原監督は動いたのです。

投手交代がもたらした逆転劇

ジャイアンツは、6回80球3安打しかも2塁を踏ませない完璧な投球をしていた横川投手をスパッと変えてきます。

登板したのは、オリックスから先日移籍してきて好投が続く鈴木投手です。

おそらく原監督は、鈴木投手田中投手大勢投手のリレーで逃げ切る考えだったのでしょう。

しかし、こういう投手戦は先に動いた方が負けるという事がよくあります。

今まで、全く打ててなかった投手を変えてくれるとタイガースからしてみれば助かったと言ったところでしょうか?

それはともかく投手交代が、7回の裏の逆転劇につながります。

ワンアウトから、大山選手が0-3から死球を受けて歩きます。

場内からは大ブーイングと怒声がこだまします。

これが、甲子園なのです。

これで動揺したのかは分かりませんが、続く佐藤選手には、0-1からの2球目をレフトへ運ばれます。

佐藤選手は、ここは自分で決めるのではなくつなぎに徹してましたね。

そして、6番森下選手

初球を叩いてレフト前へヒットを放ちます。

二塁ランナーの大山選手は、ホームイン‼︎

同点に追いつきます。

鈴木投手は、完全に甲子園の雰囲気に飲まれていました。

そして、7番の梅野選手もレフトへヒットで満塁になります。

ここで、左の木浪選手のところでジャイアンツは左キラーの高梨投手を出してきます。

しかし0-1からの2球目を、レフトへミートしてフライを上げます。

少し浅かったのですが、三塁ランナーの佐藤選手が好走塁してホームイン‼︎

タイガースが逆転します‼︎

-横川交代は想定内?  

「いや、もう代わると思ってたよ、球数じゃなしに。まぁ本当はもう1人出して打順回らせても良かったんやけど、もうこれはベンチの雰囲気見てたら代わるなと思ってた。まあちょっとあのイニングで落ちてたよ、ボールは。あれ投げとったらチャンスあったかも分からん、だいぶ落ちたよ、球数やなしに。そう見てたよ、球数じゃなしに」

デイリースポーツより引用

岡田監督は、6回で横川投手を変えてくることを読んでいたようですね。

テレビで見る限りは、6回に横川投手のボールが落ちたかどうか少し分からなかったのですが原監督は替え時と思ったようですね。

ただ、落ちてきたとはいえ中野選手の三振とその他の中軸のバッティング内容を見る限りはもう1イニングはいけたのかな?と思います。

そして、野球は流れのスポーツです。

全くタイミングのあってなかった横川投手を変えてくれたという事が、タイガースに流れを向けてくれたのです。

8回湯浅復活登板に見る狙い

一点勝ち越してからの8回は、復帰したばかりの湯浅投手をマウンドに上げます。

今朝の記事では、まずは楽なところから投げさせると岡田監督は明言していました。

しかし、一点差のしびれる場面でいきなり登板させたのです。

湯浅投手、久々で僅差の場面でどうなるか心配して見ていました。

-湯浅が久々に登板。

 「あと1、2戦あってね、今日も厳しい場面じゃなしにちょっと楽な場面でいかそうと思ったけど、7回、8回にね。打順は9番からやったんですけど、ね、あと1、2点あったらもうちょい楽に投げられてたと思うけど、厳しい場面になったけどなんとか抑えてくれて良かったですね」  

-もうしばらく中継ぎで。  

「そうですね、本当はきょうファームで投げてあげるつもりだったんだけど、まあ、ね、いろんなあれがあったんで。とにかくゼロでいけたいうのは大きかったと思いますね」

デイリースポーツより引用

岡田監督のコメントからは、復帰初戦しかももう一戦はファームで調整させようとした湯浅投手をこの厳しい場面でマウンドに上げたのか分かりかねます。

推測するには、岡田監督の湯浅投手に対する絶対的な信頼感があるからでしょう。

今年は、お前に託したぞそんなメッセージを感じた復活登板でした。

しかし、現実は厳しく久しぶりの登板ゆえに制球が定りませんでした。

先頭の梶谷選手はボール球に手を出してくれ三振し、吉川選手も打ち取り簡単にツーアウトを取ります。

心配は、杞憂だったか…と思いました。

しかし、ツーアウトから坂本選手を歩かせ、3番秋広選手には3-0からライトへヒットを打たれます。

そして、4番の岡本選手を迎えます。

不安定な状態の湯浅投手、祈るような気持ちで見ていました。

しかし、ここで湯浅投手はいつもの姿を取り戻します

初球、指にかかった素晴らしい真っ直ぐでストライクを取った後の2球目、これもアウトコースへ素晴らしい真っ直ぐをつまらせセンターフライに抑えます。

開幕戦同様、厳しいマウンドにはなりましたが0で抑えるところは流石湯浅投手です‼︎

ピンチになればなるほどに、パフォーマンスを上げる男‼︎

このメンタルは、やはり地獄を見てきた男の強みなのか?

いずれにしても、頼りになる男が帰ってきましたね‼︎

ひょっとしたら、岡田監督は楽なところで使うより普段から慣れていシビレる場面で使う方が実戦の勘を早く取り戻す‼︎

そう感じて、一点差の場面で湯浅投手を出したのかも知れませんね。

そして9回は、岩崎投手が締めてタイガースは見事に逆転勝ちを収めました‼︎

まとめ

タイガースは、ジャイアンツに苦しめられましたが逆転で勝ち6連勝を果たしました。

岡田監督
岡田監督

貯金15?いやいや、そらまだまだやろ。23でも勝てんかったやんけ、そんなんお前、おーん。(デイリースポーツより引用)

岡田監督も勝って兜の緒を閉めろではないですが気を引き締め直しています。

長いシーズン、今は全て噛み合ってますが噛み合わない時もありますから…

それは、今は置いておいてこの好調の時期に出来るだけ勝っておきたいところですね‼︎

今日は、大竹投手が先発です。

キッチリと試合を作って、いい試合にしたいところです。

ヒーローインタビューでかつて禁句とされていた「明日も勝つ‼︎」

佐藤選手が神宮で2試合連続で使っても、勝ち続けています。

昨日は、木浪選手が言いました‼︎

これで、今日も勝てる‼︎

ファンも期待して応援したいですね‼︎

それでは、ごきげんよう‼︎

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