こんにちは‼︎badass tigerです‼︎
自分で自分だけの感覚をつかめ‼︎
プロ野球という厳しい世界で、長く一流として活躍している選手には必ず自分で自分の感覚を持っているものです。
この「自分の感覚」とは、コーチがいくら教えようとしても教えられるものではありません。
なぜなら、いくら選手のことをよく見ているコーチといえどその選手の頭の中までは入っていけないからです。
今年の阪神タイガースは、岡田監督になり1番のポイントとしては、選手たちに自分で自分のいい感覚を見つけてもらうことです。
この記事では、プロ野球観戦歴40年、タイガース日本一をリアルで見た僕が一流選手とそうでない選手を分ける「自分だけの感覚」について書いていきます。
この記事を読むとこんな事が分かる‼︎
・なぜ、近本選手は一流選手と呼べるのか分かる
・一流とそうでない選手を分けるポイントが分かる
・コーチが出来ることは限られる事が分かる‼︎
自分だけの感覚をつかめ!
今日の記事は、かなり感覚的なことを書いていきます。
僕たちファンは、一流の選手のプレーを見て感動します。
しかし、その裏では選手たちは汗水垂らして一生懸命に練習しています。
そんな中、プロ野球の選手の中でも一流と呼ばれる選手とそうでない選手が分かれてしまいます。
その、一流と一流でない選手との1番の差は「自分だけの修正ポイント」を持っているか否かということです。
自分のチェックポイントを持っている選手は、不調になった時、何かにつまづいた時に元に戻すための基準をしっかりと持っています。
だから、練習では自分だけのチェックポイントをチェックして修正を繰り返すのです。
そのため、自分だけの修正ポイントを持っている選手は不調のスパンが短くて済むのです。
特に、今年のタイガースでは近本選手がそれにあたります。
近本選手は、確実に一流選手への道を歩んでいます。
「本物の一流」に近づいた近本光司
近本選手の今年の成績は、158打席立ち130打数42安打で打率は323です。
今季の近本選手は、ボールを選んで打つようにもなっています。
その効果はてきめんで、150打席で四球の数は23個、昨年が580打席入って四球の数が41個なのでかなり四球を選んでいます。
出塁率も昨年が352に対して、今年は430と大きく上がっています。
昨年は、3番を打つ事が多かったので単純に比較は出来ませんが、近本選手は自分の打つべき球が来るまでは振らないことを決めている感じがします。
そして、今年の得点圏打率は28打数15安打の536です。
下位から作ったチャンスを近本選手がいかにモノにしているかという証拠ですね。
そんな近本選手。
昨年までは、スロースターターと呼ばれ4月5月には、打率が2割前半ということもザラにありました。
これは、昨年までの近本選手の打撃スタイルも影響しています。
それは、バットに当ててヒットに出来そうなところは何でも振っていくスタイルだったからです。
しかし、このスタイルだと相手投手はストライクで勝負しなくなります。
そのため、ボール球に手を出す結果となりバッティングを崩す結果となりました、
しかし近本選手は、自分だけの修正ポイントを持っている選手です。
それ故に、開幕から前半の不調の時期を乗り越えて最終的には3割くらい打つ結果となるのです。
しかも、今年はしっかりとボールを見極めてほぼストライクにしか手を出していません。
そのため、タイミングのズレが生じてきて不調になりかけても近本選手は、自分で修正ポイントを持っているのですぐに立て直す事が出来るのです。
自分だけの感覚を持っていて、ボール球に手を出さなくなった近本選手。
確実に、一流への階段を登ってきています。
今年一年トータルでの成績が楽しみになってきました‼︎
ついに自分だけの感覚をつかみかけた佐藤輝明
一昨日の試合、佐藤輝明選手は2本のホームランを放ち7打点をあげました‼︎
実は、佐藤輝明選手は今年岡田監督になってから誰よりも苦しんだ選手の1人です。
キャンプから打撃不振に苦しみ、シーズンに入ってからもインコースの真っ直ぐを攻められて俗に言う「着払い」(ボールがミットに入ってからバットを振ること)状態になっていました。
佐藤選手は、ルーキー時からの活躍のおかげで自身の実力以上のものを求められていました。
その結果、自分を見失っていたのです。
かつては、佐藤選手に対してこんな厳しい記事を書いたこともありました。
そして、打てない状態があまりにも長く続き佐藤選手の表情も暗くなってきたのでとても心配しました。
この記事は、そんな迷走中の佐藤選手に対して自分のやりたいように後悔のない野球をして欲しいという記事でした。
彼に対しては、かなり記事を書いています。
やはり、彼に対する期待が大きいのはみんなも同じだと思います。
そして、この記事が出て次の日から、佐藤選手はホームランを量産し始めます。
そんな苦しんでいた時期に、佐藤選手は試行錯誤しながら、自らのスタイルを模索しもがき続けていたのだと感じます。
ちなみに、ホームランが出ていなかった4月26日までの成績は下記の通りです。
63打数11安打、175 0本
しかし、4月26日に今季初のホームランが出てからの成績は、以下の通りです。
55打数17安打 309 7本
数字だけ見てもこの好調ぶりは、一目瞭然なんですが内容も桁違いに違ってきています。
-佐藤輝もすごい当たりだったが。
「おうなあ、まああの追加点も大きかったよ、はっきり言うて、あの振り逃げも大きかったけど、いい追加点やったよな」
-次の打席の見逃しも良かった。
「うーん。まあ、きょうもだいぶバッティングコーチに言うたよ。あまりにも悪かったからな。だいぶ練習というか、打つ前にだいぶ修正はしてたみたいやけどな」
-引っ張れと。
「そうそう。俺は最後のファーストゴロが一番良かったな。だからああいう、右バッターが今日はポイント差し込まれて、何本あった?ライトのポップフライというか、遅れ気味にバットこすったような当たりな。あれはポイント差されてるからリストが返らんよな。まっすぐ、変化球、両方ともな。ミエセスにしてもな。あんなんもっと強引にガーンといけばいいけど。まだちょっと、そのポイントにならないんやろうな。だからバット滑ってしまうんよな。だから力のないライトフライになるよな、右バッターはな。そこがもうちょっとやな。あれがガンといけたらな」
デイリースポーツより引用
この岡田監督のコメントから、佐藤選手はもがきながらホンモノの実力を身につけたんだと確信しました。
ベイスターズ3連戦の初戦、今永投手から放ったホームランはバックスクリーンへの素晴らしい1発でした。
しかし、この試合前の練習は状態が悪かったそうです。
そこで、岡田監督からコーチへ伝え佐藤選手にメスが入ったのですが、おそらく打つポイントがズレていたのでしょう。
佐藤選手は、このアドバイスを聞き自ら修正して試合に臨みました。
おそらくですが、佐藤選手の中でおかしくなったらここに戻ろうという「自分だけの感覚」をつかんだのだと思います。
岡田監督は、最後のファーストゴロを評価していましたがこれは自分のポイントでしっかりと引っ張れた事による好評価でしょう。
ついに、「自分だけの感覚」をつかんだ佐藤選手。
今後の大爆発に期待ですね‼︎
まだまだ自分だけの感覚をつかめない投手陣
それとは逆に、期待された先発投手陣はなかなかピリッとしません。
開幕投手、エース青柳投手も苦しんでいます。
先日のベイスターズ戦でようやく2勝目をあげましたが、立ち上がりはピリッとせず試合がどう転ぶか分かりませんでした。
そして、昨年までのコントロールがなく荒れ球を駆使していた3年前のような青柳投手になっています。
青柳投手も色んなことを試しているとは思いますが、なかなかこれというものをつかめていない印象です。
そして、若い2人の次世代のエース候補、才木投手と西純矢投手もピリッとしてきません。
西純矢投手は、日曜日に先発しましたが5回で11安打を浴び4失点と散々な出来でした。
ボールの勢い自体は悪くないのですが、どうしても力で抑えようと力みにつながりボールが真ん中に集まるクセが修正出来ていません。
この2人は、若いのでいい時と今の状態を見比べて早く自分なりの修正ポイントを見つけて欲しいですね。
ここをチェックすれば、いい時に戻れるというポイントを見つければ、この2人の若い投手は将来、5年10年タイガースを支えてくれるはずなので期待しています。
また、リリーフで苦しんでいるのが浜地投手です。
浜地投手も、投げているボールは昨年までとあまり違わないのですがボールの制球が悪く高めに浮く場面が多いです。
本人的には、昨年と同じ感覚で投げているはずなのですがおそらく微妙な感覚のズレで昨年ほどボールがきていないのでしょう。
なぜそうなっているのか?これは、本人にしか分からない事なので早くその感覚をコーチと共につかんで、昨年のいい状態に戻して欲しいですね。
まとめ
タイガースのチーム状態が上がってきましたが、これはやはり近本選手がしっかりと塁に出て、佐藤輝明選手にホームランが出始めている事が大きいと思います。
そして、この2人は「自分だけの感覚」をつかみ初めている事が好調の要因です。
そして、自分だけの感覚をつかんでいるからこそ本物の実力がついて来ていると確信できます。
これから、交流戦も控えてペナントレースが佳境を迎えます。
きっと、ホンモノの実力を身につけた2人がタイガース打線を引っ張って勝利に導いてくれるものと信じています。
さて、今日からはドラゴンズ戦です。
敵地ですが、ここでしっかりと貯金を作って首位固めをしておきたいところです。
相手は、2勝を献上している福谷投手ですが、元々は得意にしていた相手。
今の打線だったら、しっかりと攻略してリベンジを果たせるものと信じています❗️
それでは、ごきげんよう‼︎

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