映画「THE FIRST SLAM DUNK」圧倒的クオリティを誇る感動の名作

SLAM DUNK

こんにちは。badass tigerです‼︎

ついに、興行収入が100億円を突破した映画「THE FIRST SLAM DUNK」です‼︎

その「THE FIRST SLAM DUNK」先日僕は3回目を観てきました‼︎

とにかく、中盤以降は泣きっぱなしでヤバかったです。

今回は、3回鑑賞した僕の視点から感動の名作「THE FIRST SLAM DUNK」について書きます。

少々ネタバレありますのでご了承ください。

今回の記事はこんな事が分かる。

・不朽の名作「THE FIRST SLAM DUNK」の魅力が分かる‼︎

・この映画の感動の理由がよく分かる‼︎

・原作を見ても見なくても老若男女楽しめる理由がよく分かる‼︎

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声優交代での炎上騒ぎから公開前の不安

この映画は、昨年の12月3日からの公開でした。

しかし、公開前には色々な不安要素がありました。

まず、前売り券販売後に声優がアニメ版から一新された事です。

古くからのファンは、アニメの時の声でスラムダンクが復活すると思っていたので裏切られたような気がしたようです。

そのため、その後に次々と行われたプロモーションも全て否定的に取られて裏目に出てました。

しかも、内容もベールに包まれたままで公開前は不安しか無かったのです。


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原作に沿ながら全く新しい「SLAM DUNK」がヒット

しかし、公開されてからこの不安は一掃されます。

とにかく内容が素晴らしかったのです‼︎

主人公は、原作での桜木花道ではなくガードで原作ではイマイチ日の当たらなかった宮城リョータです。

宮城という苗字が表す通り、沖縄から話はスタートします。

そこでのリョータの知られざる過去が明かされ、それが最強・山王戦とリンクされます。

この映画のテーマは、亡くなった兄の幻影を追いかける母と子の物語です。

しかも、ただリョータ中心に描きながらもその他のメンバーについても丁寧に描かれている事が原作同様に特色です。

人物描写が丁寧なことがSLAM DUNKの魅力

この作品は、原作同様登場人物一人一人にドラマがあります。

キャプテンの赤木は、2年間同じ目的を持って戦ってくれる仲間がいなかった孤独な戦いがありました。

三井寿は、怪我をしてバスケ部に居場所が無くなりグレてしまいました。

そんな中、中学時代からの事を知っているリョータが腹立たしく思えます。

そして、2人の乱闘シーンが描かれます。

三井が疲れ果てて、限界を超えながらもなお諦めず勝利への執念を燃やすのは、この過去への贖罪があったことを丁寧に描いています。

そして、桜木花道。

彼もまた、グレてやさぐれたいた心をバスケによって救われます。

必死でボールを追いかけ、背中を負傷しついに倒れて交代してしまいます。

その場面、走馬灯のように駆け巡る花道のバスケ人生。

まだまだバスケやりたい、終わりたくない‼︎とても、泣ける場面です。

そして、花道はバスケ人生がこの試合で終わってもいい覚悟で再び出場します。

そして、エース流川楓。彼もまた、山王のエース沢北にどうしても勝てない苦悩を丁寧に描写されています。

そして、彼はパスを出す事でついに沢北を破る突破口を見つけるのです‼︎

そして、敵チームのキャラクターに対してもドラマがあるのがスラムダンクの魅力です。

この大会後、アメリカ行きを決めている沢北が日本でやり残した事を教えてほしいと神社にお願いする場面は、後の結末に繋がります。

これらキャラクターのドラマが一つ一つありながら、あくまでも宮城リョータを絶妙に絡ませながら物語は続いていくのです。

回想シーンが全て山王戦につながる伏線になっている

試合途中で差し込まれる、数々の回想シーンが人によっては、評価を落とす原因になっています。

僕も1回目、2回目はそこでまたリョータの過去シーンかよって不満に思ってました。

しかし、先日見た3回目でなぜ回想シーンを多く入れているのか理由が分かったのです。

それは、回想シーンが全て今現在行われている山王戦とリンクするからなんです。

ここでネタバレしますが、一つだけ例を出します。

山王のゾーンディフェンスで激しい当たりに苦戦するリョータ。

これは、かつて名プレイヤーだった亡き兄がリョータとの1on1でぶつかってきてなかなか勝てなかった時と同じものだったのです。

しかし、兄の教えのもと気持ちで負けず当たり返して抜いていく事を学び兄のディフェンスを破ります。

その事を思い出し、気持ちで当たり負けたらダメだ、リョータはドリブルに活路を見出します。

ドリブルこそチビの生きる道なんだよ‼︎

「THE FIRST SLAM DUNK」より引用

そして、ついに山王の鉄壁のゾーンディフェンスをブチ破ります。

このぶち破るシーンが、少年時代リョータが思い描いていたシーンとリンクするのです。

このように、一つ一つのリョータの回想シーンは、現在行われている山王戦とリンクし意味のあるものとなるのです。

それだけでなく、メンバーや沢北の回想シーンも現在の山王戦とリンクするのです‼︎

なんて深い作品なんでしょう‼︎

最後30秒の静寂

もう、ここからはネタバレ上等で行きます‼︎

山王戦のクライマックスは、なんといっても残り1分を切ってから71対76と5点差を逆転しての奇跡の勝利のシーンです‼︎

もう手が上がらなくて体が動かない三井寿が必死に走って、リョータからのパスを受けスリーポイントを決めた上に、相手からファウルをもらいフリースローを決め一点差。

よく走ってくれた、三井

「THE FIRST SLAM DUNK」木暮公延より引用

もう、このシーンで号泣ものでした。

しかし、そこからの30秒。

スクリーンは、静寂に包まれてしまうのです。

桜木花道がルーズボールを追いかけて倒れながら、流川にパスします。

花道は、基本流川にパスを出しません

しかし、勝利のために流川に全てを託したのです‼︎

その思いを受け取った流川は見事にシュートを決め、ついに77対76と逆転します。

が束の間、山王もエース沢北の個人技でゴールが決まり、77対78と再逆転します。

この沢北のシュートまでがめちゃくちゃ早送りでスピード感が凄かった。

やっぱり山王が勝つのか…もう残りは10秒を切っています。

宮城リョータからの指示を受けていた流川がボールを前に運んでいきます。

でもまだまだゴールは遠い…

しかしこの時、桜木花道はまだ諦めてなかった‼︎

いち早くゴール下まで走り込んでいたのです。

素早くゴール近くまでドリブルでボールを運ぶ流川。

もう時間がない、流川にはマークが2人3人ついている万事休すか…

その時でした‼︎ゴール横45度のところへいた花道が何かをつぶやいていたのです。

左手は添えるだけ

「slam dunk」より引用

映画では、静寂に包まれていたため言葉はなかったものの確かにそう呟いていたのです‼︎

それを見た流川は、咄嗟に花道に賭けパスを出します。

そして、花道のシュートは綺麗な弧を描きゴールへ向かいます。

時間はもう0秒、これが外れると山王が勝利。

しかし、花道のシュートはゴールに吸い込まれブザービーター‼︎

湘北勝利‼︎79対78、最強山王をついに破った瞬間です。

花道のシュートが決まった後の、花道と流川のハイタッチ‼︎めちゃくちゃ泣ける名シーンです‼︎

SLAM DUNKより引用

そこで、ようやく静寂から解放されて歓喜に包まれる湘北メンバーたち。

このラスト30秒の静寂は、映画館内が緊張感に包まれ音ひとつ出せないくらいの感覚でした。

観ている人がスクリーンにのめり込む名作

この作品、スラムダンクの原作をリアルタイムで知らないであろう若い人たちも大勢観にきていました。

先日は、親子連れが見にきていて小学生くらいのお嬢さんがスクリーンに向かって「行け、行け」って叫んでいました。

そのくらいのめり込める内容だったって事なんでしょうね。

原作を見ている人はもちろん、見ていない人も充分楽しめる内容となっています。

そのため、ヒットしたのでしょう。

僕も中盤以降はずっと泣きっぱなしでスクリーンが見にくくなりました。

YouTubeなどでレビューしている芸能人なども、オープニングから泣きっぱなしだという人もいました。

そして、まるでライブでバスケの試合を観ている感覚、臨場感がありました。

この話は、色んな人が言っているのでご存知だと思いますが僕的には、歓声と静寂のバランスが絶妙だったと思います。

そして、スクリーン内の観客の感情の変化もまた試合の盛り上がりをよく現しています。

その中でも、親子で観戦していた観客の男の子の変化が興味深かったです。

前半から山王に点差を話された後半戦の始まり辺りまで、ゲームに夢中で試合をまったく見てませんでした。

しかし、湘北の反撃が始まった頃から徐々にゲームをしながらでも試合を見始めました。

そして、最後の静寂の場面では前のめりになって観戦していたのです。

こういった、細かい場面ですら丁寧に描いているのがこの作品の良さなんでしょう。

また、オープニング曲のthe birthdayとエンディング曲の10FEETいずれもこの映画にマッチしていてよかったです。

試合途中の10FEETの挿入歌も、試合を彩ってくれていましたね。


まとめ

大ヒット映画、「THE FIRST SLAM DUNK」。

この魅力を3回鑑賞した僕がご紹介してまいりました。

4回目も見たいなと思わせる内容でしたね。

とにかく泣けて、感動の作品。

まだ見ていない人は、是非見てもらいたいですし、見たという人もまた別の角度から見ると映画の魅力が倍増しますよ‼︎

それでは、ごきげんよう‼︎


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