こんにちは‼️プロ野球観戦歴ならびにタイガースファン歴40年のbadass tigerです‼️
日曜日は、本当にタイガースが強い戦いぶりを見せてくれました。
パリーグ3連覇のバファローズ相手に見事な戦いを見せてくれました。
バファローズは、強かった…
6点差あっても、少しのほころびであっという間に追いつかれそうな雰囲気がありました。
しかし、それを許さなかった投手陣と岡田監督の采配は素晴らしかったです。
大事な場面でミスが多く出たように、タイガースはまだまだ未熟な部分もあるチームです。
今後、更に強くなる伸びしろを残したチームだと思います。
また、33歳の西勇輝投手がチーム最年長という大変若いチームです。
その西投手と現役ドラフトでやってきた大竹投手以外はほぼ生え抜きというチームです。
タイガースが、地道にドラフトで獲得した選手をチームの主力にしてきた結果があらわれています。
今日の記事では、そんなタイガースのドラフト戦略の中心であるスカウトに着目して日本一の要因を見ていきます。

野球太郎No.048 2023ドラフト直前大特集号
タイガースのピースに合う選手の獲得
ドラフトの時にも書きましたが、スカウトのみなさんがタイガースのピースに合う選手を獲得した結果、このような生え抜き中心のチームが出来上がったのです。
タイガースに合うピースとは?
タイガースは、甲子園という土のグラウンドを本拠地とし12球団随一のホームランの出にくい球場を本拠地としています。
そして、12球団で1番と言っていいほどの熱狂的な応援とそれに伴うプレッシャーの圧がある球団です。
また、関西のマスコミがあることないことを記事にして少しの言動がものすごく大きく取り扱われます。
そのため、少し活躍しただけで大スターにでもなったかのように勘違いしてダメになる選手も多くいました。
そのため、タイガースは12球団で1番難しい球団とも言われています。
そのような中、この難しいタイガースの環境でやれる選手をスカウトの皆さんが地道に獲得してきました。
タイガースの統括スカウトの畑山さんがタイガースのドラフト戦略について語った記事があるので少し長いですが紹介します。
生え抜き中心の編成で18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、38年ぶりの日本一に挑んでいる。ドラフトで獲得した選手の躍進ぶりに、畑山氏は「本当にスカウト冥利に尽きる。スカウト全員が報われた」と目を細めた。
スタメンには近本、森下、大山、佐藤輝といったドラフト1位が名を連ねるなど、指名選手が着実に力を伸ばしている。畑山氏は近年のドラフト戦略について「いい選手よりも、ウチのピースにはまる選手を優先的に取っている」と明かす。毎年のように現れる“目玉”選手をやみくもに狙うのではなく、層の薄いポジション、左右のバランスなど補強ポイントを的確に見極め“穴”となる前に埋める。「その根幹がドラフト」と力を込めた。
16年度に右の大砲として大山を獲得すると、20年度には左の佐藤輝を指名して左右の長距離砲をそろえた。22年度には再び右打ちの森下。本年度は即戦力右腕を獲得と、理にかなったドラフトを繰り返している。
ドラフトでは技術面はもちろん、メンタル面も重要視するという。4万人超の大観衆で埋め尽くされる聖地。並の精神力ではプレーできない。畑山氏は甲子園出場経験のある村上や伊藤将に触れ「経験値があって、大舞台を経験している選手」を評価基準の一つに挙げた。
ただ、経験だけが絶対でもない。「人一倍のハングリーさ」も重視。13年度6位の岩崎、15年度5位の青柳、20年度8位の石井らは甲子園の経験もなく、下位指名からはい上がった。畑山氏は心技体の「心」の大切さを強調した。他球団に目を向けても、近年は“大物狙い”ではなく、意図が透けてみる指名が主流となり、より的確で緻密なドラフト戦略が求められるという。
デイリースポーツより引用
この記事の中で、畑山統括は心技体の「心」すなわちメンタルの部分で強い選手を獲得するということを語っています。
タイガースで活躍できる選手の要素とは❓
心=メンタルの強さの重視‼️
スカウトはとかく雑音の多い、タイガースの環境に適応する選手を獲得するためにおそらく本人をよく観察して話をして性格面もリサーチしてから獲得するのだと思います。
今まで、タイガースで活躍する生え抜きの選手はある意味でメンタル面で強い選手、そしてマイペースな選手ばかりです。
例えば、鳥谷敬さんは学生時代から周りに流されずにストイックに練習に打ち込んでいたそうです。
また、好きなのはサッカーでしたが野球の方が得意だったので仕事として野球を選んだというふうに自分のことを俯瞰的に見られる人物だったのも難しいタイガースで成功できた理由でしょう。
そもそも、鳥谷さんがタイガースを選んだのもショートのレギュラーをすぐに奪えて、土のホームグラウンドだったら長く出来ることが理由でしたから…
また、2003年と2005年のエース井川慶さんは車を運転していてトラクターに抜かれたというエピソードがあるくらいマイペースです。
ビールかけの時にも出てこなかったくらいのマイペースさでこの人も周りを気にせず自分のことだけに打ち込める選手でした。
また、タイガースが誇るスピードスター赤星憲広さんは客席にケンカを仕掛けるほど短気でした。
今でも、YouTubeなどでその武勇伝を見ることが出来ますね。
しかし、それが闘争心に代わり小さい体でも一流の活躍が出来たのでしょう。
今のレギュラー陣でも、大山選手はタイガースに入団して揉まれましたが近本選手は、独特のバッティング理論を持ち、周りに目もくれず自分の、理想を追い求めているところがあるような気がします。
また、村上投手や森下選手そして伊藤将司投手などは甲子園出場を経験していて大舞台にひるまない部分が評価されています。
特に、ルーキーながら日本シリーズ新人の新記録を樹立した森下選手は第5戦での致命的なミスをした後の逆転タイムリーを見るように並のメンタルではありませんね。
選手一人一人の個性や性格までリサーチして、タイガースに合ったピースを獲得していく‼️
タイガースの38年ぶりの日本一の裏では、畑山統括を中心としたスカウトのみなさんの頑張りがあったのです。
まとめ
今日の記事では、タイガース日本一の要因をスカウティングの部分から見てまいりました。
暗黒時代の取れそうな選手を取るという時代を見てきた僕からすると感慨深いものがあります…
今後は、まだ精神的に未熟な高校生をどのように育てて主力へと成長させるかという課題はあります。
しかし、この地に足のついたスカウトを続けている限りタイガースは強いチームでいられ続けると思います。
次の記事では、岡田監督65歳のアップデートという題材で記事を書こうと思います。
頑固だと思っていた岡田監督ですが、実はものすごく柔軟な考えができる方だった…
それでは、ごきげんよう‼️

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