こんにちは‼️プロ野球観戦歴ならびにタイガースファン歴40年のbadass tigerです‼️
名コーチは、教えない⁉️
タイガース関連の記事を読んでいたらこんな記事を見かけました。
阪神コーチ陣が今季を振り返る「18年ぶり頂点 コーチに聞く」。今岡真訪打撃コーチ(49)が2軍コーチ時代に指導していた「鳴尾浜組」の成長が、リーグ制覇に直結した。ロッテでの指導者、解説者を経て、16、17年に2軍野手総合コーチを務めて以来の古巣復帰。大山らVロードを支えたメンバーの大半は、「若いときに夢を抱いて一緒にやっていた」と述懐する顔ぶれだった。
(中略)
6年ぶりタテジマ復帰の今岡コーチにとって、親近感あるメンバーが主力にそろっていた。「前回は大山、梅野、坂本、2軍に落ちてこなかったけど糸原もいましたし、原口は(背番号)3桁でいましたし」。当時プロ1年目の大山には、「金本監督の大号令のもと」で特別な育成メニューも実施されていたという。 「ロッテにいる時にも何回か、周囲から『苦しんでいます』と聞くこともありました」。殻を破りきれていなかった大山は、猛虎を離れても気にかかる存在だった。再びコーチと選手の関係性に戻って、改めて気付くことがあった。 「黙々と、というタイプでいい意味で頑固。だから岡田監督も4番にしているんだろうって、僕は勝手に思ってます。彼は自分がやろうとしていることを、ちゃんと持っている。自分の軸があって」 今岡コーチが今季、選手に直接指導する姿をグラウンドで見せることはほとんどなかった。「僕は基本的に教え魔」というが、指導者の考えを押しつけることはせず、「選手が聞いてきたら」という受動態スタイル。「みんな自分の論理を持っていて全員違うので。ただ、聞かれたことを瞬時に答えられないことは、指導できてないってことだと思う」と自身のスタンスを貫き、選手と向き合った。 「打率が低くて点を挙げて勝つのが、一番うれしい」と意外な指導者冥利(みょうり)を明かす。首位打者や本塁打王がいなくても、リーグトップの得点を挙げた。それでも、「近本、大山しかり、佐藤輝、中野も、数字的に伸び率はまだまだある。もっとワガママにやれば」とさらなる上積みの可能性を示す。 「個々のタイトルを取りに行くというワガママを。彼らは打線を意識して、僅差とかつないでいく場面で振りにいかない。見極めると、打ちにいってないでは、意味が違う。だからフォアボールも増えてると思ってます」。頼れる主力メンバーでさえ、今岡コーチの目にはまだまだ発展途上に映る。チームは常勝猛虎への伸びしろを残しつつ、ペナントを制した。
デイリースポーツより引用
ちょっと長いのですが、そのまま引用させていただきました。
今年のタイガースは、岡田監督が勝つためのエッセンスを注入したことにより優勝出来たのが1番の要因です。
しかし、それを陰で支えたバッティングコーチの存在も大きかったと思います。
今岡コーチと水口コーチの2人が、岡田監督の掲げるボールの見極めをより具体的に指導して具現化させたと思います。
もちろん、個々の選手が素晴らしいですが選手の個性を重視しつつそこにチームとして勝つために、まずボールの見極めを重視させたのはコーチの手腕によるところも大きいと感じます。
個々を尊重するのは昨年までと同じです。
では、なぜ昨年までの野球と今年の野球が違うかというと今年の野球は勝つために何を個々がやっていくかに特化したことだと思います。
四球が増えたのも、相手投手に多く球数を投げさせるのもチームが勝つために得点力を上げるための戦術だったのです。
昨年までは、チームプレーよりも個人競技ではないかというくらいに個々が悪い意味で自由に野球をやっていました。
ですから、いくら盗塁数が爆発的に多くても打線が線としてつながらずなかなか得点に結びつかなかったのです。
そこには、チームが勝つためにどうするかというよりは個人がどれだけ活躍できるかという野球だったのではないでしょうか?
しかし、今年の野球は打線が線としてつながり得点力を上げるためにチームとして何をやるかが明確でした。
具体的には、ボールの見極めですね。
それは、今年の四球の数と出塁率に現れています。
そういう野球を今岡コーチは、選手に押し付けるのではなく自分で考えさせる方向に持っていっていると感じました。
また、聞いてきたら教えるというスタンスは逆に言うとそれだけ普段から選手たちをよく観察していないと出来ません。
岡田監督から今岡コーチ、そして選手たちが勝つために一本の線で同じ考え方を具現化できています。
その裏側には、今岡コーチが普段から選手をよく観察していて求められた時に的確なアドバイスが出来たからではないかと思います。
今季、打線の状態が悪い時が短かったのも基礎体力の増加もありますが、今岡コーチと水口コーチの指導が的確だったからだと思います。
今季は、岡田監督の功績と個々の選手の功績はよく語られています。
しかし、あまり打撃コーチを賞賛する話はあまり聞きません。
ただ、それこそが名コーチなのだと思います。
タイガースは、昨年までコーチ陣に対してもかなりバッシングがありました。
それは、チームが打てずに得点が取れてなかったからです。
今季は、チーム得点が555でリーグで1番の成績でした。
四球494個、出塁率323はリーグでダントツの数字です。
昨年までの指導との違いで1番感じたのが、打てない時にどうするかということです。
昨年までは、打撃の状態の悪い時は自分の打撃の状態を上げることだけに集中していたと感じます。
しかし、今年は打てない時には打てないなりに出来ることをやろうという指導に変わったと思います。
打てない時でも、ボールを見極めて四球を選んだり、それが出来なくても出来るだけ粘って相手投手に多く球数を投げさせたり…
それらは全て、チームが勝つために個人個人がどうするかということです。
そういう、勝つための考え方を叩き込んだのだと感じています。
例を出しますが、4番を一年守り抜いた大山選手ですが、個人成績は物足りないものとなりました。
しかし、彼自身はチームが勝つための最善なバッティングに徹していたのです。
ですから、自分で決めに行くべき時もボールをよく見極めていましたし、最低限犠牲フライを狙って打つバッティングもしていました。
ただ、来年からは今岡コーチも記事で語っていましたがチームの勝利と共に個人の記録やタイトルにもこだわって欲しいですね。
勝つための打線としての意識がしっかりと備えられた一年でしたが、更に個人個人が自身の成績も意識して、その成績が上がれば…
このチームは、これで完成ではなく更に上を目指せるチームになっていくことでしょう。
体調が心配ですが、今岡コーチには今後タイガースが最強のチームになれるように手助けしてもらいたいですね。
そして、直近ではクライマックスでもその手腕を発揮してアレの先へ行ってもらいたいものです‼️
それでは、ごきげんよう‼️

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