こんにちは‼︎プロ野球観戦歴40年のbadass tigerです‼︎
不安定な湯浅をなぜ岡田監督はクローザーに据え続けるのか?
日曜日の試合、タイガースが1-0でリードしている9回、誰で締めるのか?
岡田監督は、迷いなく湯浅投手を出してきました。
この試合も、真っ直ぐは高めに浮き150キロを超えるスピードガン程の威力をテレビ越しには感じませんでした。
実際、一打同点そしてサヨナラのピンチを招きます。
結果は、何とか抑えて勝ちを収めました。
湯浅投手は、先週2回勝ち試合を消してしまっています。
その前の8回を主に投げる岩崎投手も、ここ数試合は打たれてはいないものの少しピンチを招くようになっています。
勝ちパターンが万全だった5月からしてみれば、少々不安定になった気がします。
しかし、岡田監督はどうして状態の悪い湯浅投手のクローザーにこだわるのか?
この記事では、タイガース日本一をリアルで見て来た僕が岡田監督の湯浅投手にかける信頼と中継ぎ陣について書いていきます。
この記事を読むと、こんな事が分かる‼︎
・岡田監督がなぜ不安定な湯浅投手をクローザーで使い続けるのか?
・岡田監督が一年を通した投手運用を考えている事が分かる‼︎
・投手陣にやりやすい環境を与えている事が分かる‼︎
スカパー!プロ野球セット

日曜日の湯浅クローザー起用に見る岡田監督の思い
日曜日の試合、9回裏1-0でリードの場面タイガースは湯浅投手を登板させました。
湯浅投手は、3日の試合で3点差を守れず追いつかれました。
そして、8日の試合では一点リードの9回にサヨナラホームランを打たれました。
1週間で2度のリリーフ失敗。
たまたま疲れて打たれたとかならまだいいのですが、ボールにキレがない上に真っ直ぐが浮いてしまってストライクが入らないのです。
そして、四球でランナーを許してランナーを貯めたところで痛打を浴びる…
見た目にも印象の悪い、そして調子を崩したような打たれ方を繰り返していたのです。
日曜日も、簡単にツーアウトを取ってから四球でランナーを出してヒットを打たれてピンチを招きます。
最後は、打ち取って何とか勝ちましたがこの先、湯浅投手でクローザーが務まるのか心配な内容でした。
しかし、岡田監督は

投げさせな、しゃあないやろ、おーん。
と覚悟を決めて湯浅投手をマウンドに上げました。
岡田監督は、ミスをしたりダメだった選手を突き放すような発言をしているのでよく誤解をされます。
しかし、本当は「これ」という選手にはとことんリベンジの機会を与えてくれる情に篤い監督さんです。
日曜日の湯浅投手のクローザー起用も、「やり返してこい‼︎あくまで最後を締めるのはお前だ」というメッセージのようなものを感じます。
湯浅投手は、エスコンの出番のなかった2試合もブルペンで投球練習をやっていたそうです。
こういった努力もあってか、日曜日は抑える事ができました。
岡田監督の湯浅投手への信頼感は、こういう努力を見ているからかも知れません。
湯浅投手の復活へ向けてのキッカケに日曜日の試合がなってくれたらいいですね。
しかし、岡田監督が湯浅投手のクローザーにこだわったのは信頼感だけではありません。

役割分担を明確にして一年を見通す投手運用
岡田監督が日曜日、湯浅投手を9回、岩崎投手を8回に出したのは役割分担を変えないという強い意志があるからです。
タイガースは、おそらく12球団で唯一といってもいいくらい役割分担を完全に明確化しています。
8回岩崎、9回湯浅ここは固定しています。
7回のところは、現在は及川投手が投げる事が多いですが岩貞投手が帰って来たら彼が担うことになるでしょう。
本当は、浜地投手が担うはずでしたがあまりに出来がよく無い上に、これからよくなりそうな兆しが見えません。
したがって、現在では敗戦処理チームで状態の向上を計っています。
ちなみに、敗戦処理としては西純矢投手や島本投手が担っています。
そして、加冶屋投手は大きなピンチが訪れた時の緊急火消し役としての役割があります。
実は、加冶屋投手が1番大変な役割を任されているとも言えるでしょう。
おそらく、加冶屋投手はブルペン陣の中で肩を作るのが1番早いのでは無いかと思います。
だから、急な場面で使いやすいのでしょう。
ここに、故障中の石井投手が帰って来たらまた役割が少し変わるかもしれませんが、大まかに言うと役割分担がこれほどハッキリとしているのです。
そのメリットとは、投手が試合の状況を見て準備がしやすく、自らのパフォーマンスが出しやすくなる事です。
そして、役割が分かるので、無駄に肩を作らなくてもいいというメリットがあります。
例えば、加冶屋投手はスクランブルの登板でいつもピンチでマウンドに上がっています。
しかし、いきなり素晴らしいパフォーマンスで打者を打ち取っていきます。
今季、防御率は0.00‼︎
加冶屋投手が、これほどまでにいい成績が残せている裏には、後半でピンチになると自分に出番が回って来ることが分かっているからです。
だからこそ、それを見越して心も体も万全の準備が出来るのです。
そういった、役割分担の明確さで勝って来ているチームです。
だから岡田監督は、クローザーという役割がハッキリとしている湯浅投手を動かしたくなかったのだと思います。
これは、他のチームが競っている試合や僅差で負けている試合などでも勝ちパターンのセットアッパーを無駄に投げさせているのとは対照的です。
この運用方法が、後半に身を結ぶはずなんです。
しかも、岡田監督は以前のよう同じ投手を連続で起用することをしないのです。
間隔を開けた方がいい岩崎投手については、休ませながら使っています。
岡田監督は、適材適所選手の個性を頭に入れてどうすれば試合でベストなパフォーマンスを出せるかという事を考えてくれます。
選手にやりやすい環境を与える岡田監督
岡田監督は、勝つために選手がどうやったら試合で最高のパフォーマンスを出せるかという環境づくりをすることが上手い監督さんです。
例えば、大山選手のファースト固定と4番固定です。
ファーストに固定することにより、試合に集中する事が出来ます。
そして、4番に入ることで責任感が増しましたがそれ以上に打席の中で余裕が出たように感じられます。
守りの面で、ファーストだけに集中出来るので打席の中でも集中して余裕を持って向かっていけるのです。
中野選手のセカンドコンバートにしても、ショート時代の欠点を解説者時代によく見て分析していた結果です。
中野選手は、セカンドに入ることで守りが安定して来ました。
そして、守備の重圧から解放されたのか打撃も好調でした。(今現在6/12時点ではかなり状態を落としていますが…)
野手についても、適材適所をよく見て役割を決めて選手がやりやすい環境を整えています。
これは、投手陣についても言えることで役割分担をハッキリとさせてあげることで選手が試合に入って行きやすい環境を与えているのです。
そして、何連投かしたら休ませるという事も徹底しています。
また、軽い故障でも申告させて早めに抹消させて再調整するようにもしていて、一年をトータルで活躍できるようなマネージメントをしています。
岡田監督は、前回の監督時代に久保田投手90試合登板や藤川球児10連投など投手を酷使するイメージがありました。
それ故に、昨年までブルペンコーチをしていた金村さんが今年2軍コーチを断った理由が「一軍で酷使されて、ケガをした選手を見るのが辛い」というものでした。
これについては、今年の岡田監督の投手運用を見て「話が違う」と言っていました。
今回の岡田監督は、前回監督時代と違いかなり柔軟な采配をしている印象があります。
今の時代のトレンドが、中継ぎ投手は休ませながら使うというものですが岡田監督はそれをちゃんと取り入れているのです。
以前は、選手たちと会話することがほとんどなかったそうですが、今回は自ら積極的に選手たちとコミュニケーションを図っています。
投手陣も岡田監督の考えを直に聞けることで、やるべきことがより明確になり良いパフォーマンスができるのでは無いでしょうか?
まとめ
今回は、ブルペン陣について書いていきました。
タイガースのいいところはブルペン陣がの役割が明確なので、準備がしやすく試合に入りやすいことです。
特に、加冶屋投手はいつも大変なところで投げるのに、いきなり全力で好投できています。
その理由が、役割が明確だからということです。
自分の出番が分かっているから、準備がしやすい。
これは、すなわち岡田監督が選手にやりやすい環境を与えていることに他なりません。
そして、湯浅投手にクローザーという役割があります。
本人もそのつもりで、日々の練習に励んでいるはずです。
後は、自分の状態を上げるだけですね。
期待して応援したいです‼︎
後2カードでようやく交流戦も終わります。
個人的には、早くセリーグとの試合に戻りたいという気持ちがあります。
しかも、バファローズとホークスという難敵と戦わなくてはなりません。
ただ、幸いにも本拠地・甲子園で試合が出来ます。
タイガースファンの声援に後押しされて、いい状態でセリーグに戻れる事を願っています。
それでは、ごきげんよう‼︎

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