北條、高山など8選手戦力外に見るタイガース常勝軍団への覚悟‼️

阪神タイガース

こんにちは‼️プロ野球観戦歴ならびにタイガースファン歴40年のbadass tigerです‼️

タイガース優勝の裏で、今年もあの時期がやってきました。

戦力外通告…

戦力外通告は2度あり、タイガースの一次通告者は8名でした。

二保投手、小林投手、渡邉投手、北條選手、山本選手、板山選手、高山選手そして育成の望月投手の8名です。

昨年一軍で出場していた選手そして、今季のキャンプでは一軍にいた選手も含まれておりかなりバッサリといったイメージがあります。

そして、中堅どころの選手を容赦なく戦力外にしたと言う感じがします。

中でも、北條選手や高山選手は金本監督時代に超変革の申し子として期待された選手でした。

僕もこの2人の選手には期待をし夢を見させてもらいました…

今日の記事では、戦力外になった選手たちのことを感謝と惜別の意味も込めて書きます。

特にその中でも高山選手と北條選手を中心に書きたいと思います。

そして、この戦力外通告に今後の球団の指針がみえて来ました。

そのことにも触れたいと思います。

超変革の申し子高山俊

高山選手といえば、いまだに語り継がれるのがドラフトの時のスワローズ真中監督(当時)のフライングでしたね。

2015年のドラフト会議で、当時明治大学で六大学の最多安打記録を更新した逸材、高山選手をめぐってタイガースとスワローズの2球団が一位指名をしました。

抽選の結果、スワローズの真中監督が当たったとガッツポーズしスワローズ高山誕生か?と思われました。

しかし、実はタイガース金本監督の方が当たりくじを引いておりタイガース高山俊が誕生します。

高山選手のルーキー時は、金本監督の超変革元年でした。

その中で、高山選手は持ち味であるバットコントロールとパンチ力で猛アピールします。

結果、134試合出場で規定打席に到達して打率275でホームラン8本と言う成績で新人王を獲得しました。

ルーキーながらある程度の活躍が出来、更なる飛躍が期待されました。

しかし、2年目からは規定打席に到達することがなくなりました。

極度の打撃不振に陥ったからです。

その理由は、金本監督から長打を期待されていてバッティングを崩してしまったことではないでしょうか?

元来、高山選手は長打をたくさん打つタイプではなく類稀なるバットコントロールで安打を量産してきた打者でした。

しかし、金本監督はそのスイングスピードに目をつけもっと長打が打てると思い打撃を改造します。

その結果、高山選手は本来の自分らしさを見失ってしまい打撃不振になってしまいました。

そして、高山選手のもう一つの欠点が外野の守りでした。

一年目から、レフトを守っていてフライの追い方がぎこちなく追いつけそうな当たりでも長打にしてしまっていました。

この守りの不安は、ずっとこの先ついて回ることになります。

その後、打撃成績も落ち込みスタメン出場の機会も徐々に減っていきました。

そして、金本監督が矢野監督に交代した2019年にバッティングスタイルを学生時代に戻します。

それが、功を奏したのか再び一軍での出場機会が増え2019年の5月にはジャイアンツ戦でサヨナラ満塁ホームランを放っています。

余談ですが、その時解説をしていたのが岡田彰布さん現岡田彰布監督です。

岡田監督も、そのときのバッティングをリアルで見ていたので今季何とか復活させたいと春のキャンプは一軍スタートでした。

しかし、キャンプオープン戦と結果を出せず今季はすべて2軍暮らしになりました。

高山選手は時に、僕たちの度肝を抜く活躍をしてビックリさせてくれました。

2年目以降、バッティングを崩さずに順調に成長していればどんな選手になっていたことか…

素質は素晴らしいものを持っていましたが、大成出来ずにとても残念です。

ケガで大成できなかった北條史也

北條選手も超変革の申し子の1人でした。

北條選手は、2012年のドラフト2位でタイガースに入団します。

その年の1位は、甲子園春夏連覇の立役者大阪桐蔭高校の藤浪投手でした。

北條選手は、光星学院高校で4番を打っており甲子園3期連続準優勝という素晴らしい実績を持っていました。

僕は、1位藤浪2位北條というドラフトを見て歓喜の乾杯をしてつい深酒になってしまったのはいい思い出です。 

2012年当時まででこれほどにまで、ロマンに満ちたドラフトはなかったのではないでしょうか?

一年目からエース級の活躍をしていた藤浪投手とは裏腹に北條選手は地道に2軍で力で蓄えました。

そして、金本監督になった2016年からは一軍での出場が増えます。

当時は、絶対的なショートとして鳥谷敬選手が勤めていましたがこの年には衰えが目立ち守備範囲も落ちて来ました。

そこへ、北條選手が彗星のように現れて翌年には鳥谷選手をサードへ追いやり北條選手がレギュラーとなります。

2016年は、シーズンの規定打席(443)に迫る打席数(438)で、105安打、打率.273、5本塁打、33打点という成績を残しました。

翌年は成績を落としますが、2018年には再びショートのレギュラーを奪い返す活躍を見せます。

打率も規定打席には達していませんでしたが、3割を超えました。

しかし、この年の9月14日に北條選手の野球人生を大きく狂わせる出来事が起きます。

それは遊撃守備中に、ゴロへのダイビングキャッチで左肩を強打してしまったのです。

そのまま担架に運ばれて退場すると、9月15日の診察で亜脱臼が判明したのです。

そして、そのケガが北條選手の野球人生を大きく狂わせることとなったのです。

ケガの影響もあってか、この年以降は成績を落としていきます。

2021年には、ケガをした左肩を手術して再起をかけますがそれも上手くいきませんでした。

今季、岡田監督になってからは全く一軍は呼ばれることがなく昨日戦力外となりました…

北條選手は、2018年のケガがなければどんな選手になっていたか…

小技が出来、インコースにめっぽう強くその捌きは素晴らしいものがありました。

くせものという表現がピッタリの選手でもありました。

そして、そこにいるだけでチーム全体を明るくできるムードメイカーとしても活躍していました。

昨日の記事で、ルーキーの野口選手が涙を流しながら北條選手に挨拶したそうです。

それだけ、後輩たちにも慕われた人だったんですね。

2012年の夢のドラフトは、2人ともタイガースでは大きな活躍は出来ませんでした。

しかし、高校生を何とか育成しようという意志は見えましたしこの年以降のドラフトでは現在の主力となった選手を多く獲得しています。

北條選手は、藤浪投手と並んでその先駆けとなったに違いありません。

今後のタイガースの覚悟が見えた戦力外通告

個人的には、高山選手や北條選手の戦力外のニュースは本当に寂しい限りです。

この2人には、将来のタイガースを背負うという期待がありました…

しかし、素質が開花できずこうして戦力外通告を受けるということは寂しいですね。

この通告で、タイガースは特に野手ですがかなりの一軍経験者を切りました。

高山、北條両選手は言うまでもありませんが、板山選手山本選手もある程度一軍で活躍していた選手です。

僕は、この戦力外通告にタイガースが本気で育成の球団へ舵を切った事を感じました。

一軍経験者で人気もある北條、高山両選手を戦力外にするのですからかなり思い切ったと思います。

そして、今季かなり期待されていましたが結果を出せなかった板山選手、そして内野ならどこでも守れて渋太いバッティングが落ち味の山本選手をも戦力外にしたのです。

彼らは、球団によってはまだまだ一軍戦力となり得るから残すと思います。

しかし、タイガースはもう伸び代のないアラサーの選手たちを思い切って切ろうという考えだったのだと思います。

そして、空いたポジションにドラフトで若い選手を入れて新陳代謝をはかりよりチームを活性化させることを狙ったのだと思います。

本気の育成の場としてのファームに来季からはなるはずです。

今年のドラフトでは、育成選手も多めに獲得することも示唆しています。

今のレギュラー陣の次の世代の育成へ

タイガースは、常勝チームを作るための第一歩を踏み出しました。

この戦力外通告の第一弾の顔ぶれを見て、本気で次の世代の育成をしようと言う意志がハッキリと見られました。

確かに、今まで夢を見せてくれた北條選手や高山選手がいなくなるのは寂しいですがこれも結果が全ての厳しいプロの世界なので仕方ないのかも知れません。

今後、ファームで育った選手がどんどん一軍で活躍するそんな新たな伝統をタイガースが見せてくれるはずです‼️

まとめ

タイガースは、人気のある北條選手や高山選手を戦力外にしました。

超変革の申し子として、将来を期待されましたがついに大成出来ませんでした…

寂しいことではありますが、北條、高山両選手を始めとして30歳前後の選手を多く切った事で来季からはタイガースは本気で育成のチームへ舵を切る覚悟をしたと思います。

北條選手や高山選手がいなくなるのは寂しいですが、これからタイガースがどのような選手をファームで育てるか楽しみです。

今日で、公式戦はラストです。

大竹投手に最後しっかりと閉めてもらいたいですね‼️

それでは、ごきげんよう‼️

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