こんにちは‼︎プロ野球観戦歴40年のbadass tigerです‼︎
動いて勝ちを掴み取る‼︎
タイガースは、イーグルスに11-3で快勝しました。
不調で心配された佐藤輝明選手の先制スリーベース。
その後のチャンスを逃して、先発の西勇輝投手がホームラン2本を浴びて競り合う展開に。
しかし、その後は効果的に追加点を取っていき結果的には快勝しました。
その裏には、岡田監督の動きのある采配がありました。
打撃不振のタイガースを14安打11得点に導いた采配とは?
この記事は、タイガース日本一をリアルに見てきた僕がこの試合のポイントについて書いていきます。
この記事を読むと、こんなことが分かる‼︎
・タイガース打線がたくさん得点が取れた理由が分かる‼︎
・岡田監督の采配の妙が分かる‼︎
・イーグルス追い上げの流れを断ち切った理由が分かる‼︎
打線を大きく組み替えてきたタイガース
タイガースは、一昨日の試合から大きくオーダーを変えてきました。
6/6のオーダー 1(中)近本 2(二)中野 3(左)ノイジー 4(一)大山 5(三)佐藤 6(右)島田 7(指)前川 8(遊)木浪 9(捕)坂本 昨日のオーダー 1(中)近本 2(二)中野 3(指)前川 4(一)大山 5(三)佐藤 6(捕)梅野 7(右)ミエセス 8(遊)小幡 9(左)島田
一昨日から昨日は、軸となる4人以外をスパッと変えてきました。
捕手は、投手によって決めていますが、その他に調子の上がらないノイジー選手と木浪選手を外してきました。
そして、3番に前川選手を抜擢するという思い切った起用法をしてきました。
-今日スタメンで使った選手がみんな打ちましたね
「おう、打ったなあ。見事的中したなあ。全部俺がやってんやけどな。違うけど(笑い)。ある程度順番は。前川の3番は俺が進言したけどな」
-3番というのは経験という意味で
「いやいや、昨日ヒット1本出て、(気持ちが)楽になっとるしなあ。だいぶええ感じになってきとったから」
-3番で結果を残すあたりは
「だから、まあ8、9も左でなあ。まあ普通だったら、そんなに左を並べへんけど。むこうは(抑えの)松井1人やろ。中継ぎもなな(いない)だから、後ろはクローザーだけやから。左を並べてもワンポイントなんか絶対けえへんで。けえへんもクソも、いてないんやからなあ。左が、中継ぎが。だからもう、全部左を並べよう言うて」
日刊スポーツより引用
3番前川選手は、岡田監督の発案だそうですね。
その辺りの起用に、単に今季の「アレ」だけでなく将来の軸になり得る選手を育てようとする意図が感じられます。
しかし、岡田監督のこの起用が大いに当たります。
レジェンド・田中将大に対してとった作戦
イーグルスの先発は、田中将大投手です。
一時代を築いた大投手ですが、今季は流石に衰えが目立ちます。
しかし、あのスプリットは健在で今のタイガース打線は苦労するかもしれませんでした。
しかし、タイガース打線はしっかりと準備して臨みました。
狙い球が来るまでは、粘る作戦で狙っている球が来たら積極的に打っていく。
そして、その作戦を可能したのは好調かつフレッシュな選手を多く起用したからではないでしょうか?
とはいえ1回、2回はヒットを2本ずつ打ってチャンスを作るも逃してしまいイヤなムードが流れます。
しかし、3回先頭の近本選手が四球で、出塁し、ワンアウトから3番の前川選手がセカンドの内野安打でチャンスを広げました。
そして、4番大山選手は、死球を喰らい満塁になります。
ここで、不調の5番佐藤輝明選手です。
岡田監督の中では、佐藤選手はどんなに調子が悪くても使って今年は心中する覚悟でいるはずです。
佐藤選手も、その気持ちに応えようとムキになりすぎています。
しかし、この打席では違っていました。
2球目の低めのボールを見事にジャストミートしてライトの頭の上を越えるスリーベースヒットを放ち3点を先制するのです。
打って欲しいところで打ってくれる‼︎
率は低くとも佐藤選手には、これを期待しているのです‼︎
その期待に見事に応えてくれました‼︎
ただしかし、その後のチャンスを逃してしまい4点目が取れなかった事が試合をもつれさせる要因になりました。
西勇輝を救った追加点
タイガースの先発は、西勇輝投手でした。
西投手は、良くも悪くもなくという出来でした。
ただ、昨日の白井さんもかなりストライクゾーンが狭くて両先発は苦労して投げていましたね。
西投手は、3点もらったすぐ裏にソロホームラン2発であっという間に一点差に追いつかれます。
2発とも、積極的に打ってくるバッターに対して簡単にストライクを取りにいってしまったものです。
一昨日の反省はどこにいったの?という2本のホームランでした。
西投手だけでなく、梅野捕手も少しケアが足りなかった印象です。
いずれにせよ、この2発で試合はわからなくなりました。
流れを優位にしたミスからの追加点
しかし、タイガースは5回に欲しかった追加点を取ります。
ワンアウトから佐藤輝明選手が二遊間を破った当たりがそのままフェンスまでいきました。
こんな当たりひさしぶりに見たというえげつない当たりでした。
その当たりで佐藤選手は、三塁へ‼︎
スリベースヒットでワンアウト三塁になります。
ここで、先程のチャンスで打てなかった梅野選手。
しかし、ここでやり返します‼︎
1-1からの3球目、インコースの真っ直ぐを無理やりライトへおっつけた打球がポトリと落ちるタイムリーになりました。
欲しかった追加点が入りました。
そして、7番ミエセス選手の当たりでこの試合を大きく左右するプレーが出ました‼︎
サードゴロゲッツーか?という当たりをサードの小深田選手が弾いてファーストへも悪送球してしまうのです。
このミスで、ワンアウト1.3塁。
ここで、8番小幡選手の初球、岡田監督は動きます‼︎
何と、セーフティスクイズを仕掛けます。
サードランナーの梅野選手はよく走りホームイン‼︎
これで5-2、流れが大きくタイガースに傾くのです。
-小幡のセーフティースクイズも成功
「もうな、だから、2点な。ホームラン、ホームランで2点な返されて嫌な感じやったからやっぱりもう1点欲しかった。左でなかなか難しいけど小幡な、ちゃんとやったよな」
日刊スポーツより引用
岡田監督もしてやったり、ベンチで大喜びしていましたね。
ここで、田中投手は降板します。
タイガースは、打線全体で田中投手に球数を多く投げさせる取り組みをしていました。
それが、功を奏して5回96球、8安打3四球で5得点と打ち込みました。
そして、ミスにつけ込み欲しいところで動いてセーフティスクイズで追加点。
タイガースに完全に流れが行ったかに思えました。
しかし、その後タイガースにアクシデントが襲います。
アクシデントを救った及川雅貴
西投手は、ホームラン2本浴びた後は好投を続けます。
しかし、6回ツーアウト一塁で鈴木選手を迎えた時にアクシデントが起こります。
初球、ストライクを取った時にマウンドに足を取られてひねってしまったのです。
この一球で西投手は大事を取って降板しました。
そして、後を託されたのは及川投手でした。
及川投手は、鈴木選手こそ四球で歩かせましたが、続く代打炭谷選手を空振り三振に打ち取り仕事を果たします。
続く7回には、ミエセス選手の大きなホームランが出て追加点を奪います。
-ミエセスも打った。外野のレギュラー争いが激しくなる
「打ちよったなあ、あいつなあ。使わなあかんあんな打ったら、しゃーない。やっぱりあいつは代打はあかんな。ずっと言うてたんよ、この間の満塁でもなあ、何か集中力がないというか、ボケーッとしとんな代打いった時、だから4打席ある方が何か試合に入っていけるかもわからんなあ」
-良い場面で打つ
「ボール振らんやろあいつなあ。ほんまに。(昨オフに)取る時の映像はボールばっか振っとったけどなあ。ボール振らんからなあ。フォアボールも選ぶなあ」
-ミーティングの内容をしっかり学んでいる
「分からんわ、それは。何考えてるか分からへんわ、あいつは。でもちゃんとな、野球を覚えようというか、そういうのは見えるからな。研究してるまではいかんかもやけど、でもやっぱり、みんなのスイングとか配球とか見て学んでるから、あないして見送れると思うよ」
日刊スポーツより引用
ミエセス選手の1発も欲しいところで出ましたね。
日々真面目に取り組んでいる成果が出てきているようで、今後楽しみです。
そして、7回も及川投手が続投します。
この7回は、圧巻のピッチングで3者連続三振に打ち取るのです。
最近の及川投手は、真っ直ぐがとてもキレていて落ちる球も生きています。
そのため、奪三振が多くなってきます。
とにかく、及川投手が相手の反撃意欲を完全に払拭しましたね。
アクシデントによるスクランブル登板でしたがよく投げてくれました‼︎
交流戦、そして後半戦での影のキーマンは及川投手なのかもしれません。
守備力の差が勝敗を分けた‼︎
この試合、エラーがことごとく失点に結びついたイーグルスと守りでチームを救ったタイガースとの差が勝敗を分けました。
イーグルスは、5回にミエセス選手のサードゴロを小深田選手が弾いて悪送球してピンチを拡大しました。
普通に捌いていれば、併殺打で2点差。
まだまだ試合は、分からなかったかも知れません。
その後に、そこにつけ込みスクイズで得点を取ったタイガースは見事でしたね。
相手にかなりダメージを与えたと思います。
そして、タイガースは8回に岩崎投手がマウンドに上がりましたが昨日はかなり状態が悪かったです。
ワンアウト1.3塁から岡島選手にレフト前にタイムリーを打たれました。
その時に、レフトに入っていた小野寺選手が弾きます。
それを見た一塁ランナーの浅村選手はサードに進塁します。
しかし、素早く小野寺選手はサードに送球してアウトにします。
佐藤選手のタッチも上手かったです。
このアウトは大変大きいアウトになりました。
これがセーフになると、岩崎投手の状態からしてみるとかなりヤバかったと思われます。
この小野寺選手の送球と佐藤選手のタッチでアウトに出来たことはとても大きなプレーとなりました。
9回には、梅野選手がレフトオーバーのヒットで一二塁間で挟まれますが、この時にセカンドベースカバーがいないというミス。
梅野選手も運良くセーフになり、その後の決定的な追加点につながります。
これも、ショートがベースカバーに入らなかったというミスが出てしまいました。
やはり、最下位のチームはやるべきことが出来ていませんね。
ここに付け込むことができたことがタイガースの勝利につながりました。
まとめ
タイガースは、一昨日のイヤな流れを払拭する快勝でした。
スタメンを大きく変えましたが、変わった選手たちがことごとく活躍して岡田監督の采配がハマった試合となりました。
今日は、左の辛島投手が先発なのでまた少し入れ替えがあるかもしれませんが基本はこのオーダーでしばらく行くかもしれませんね。
タイガースは、伊藤将司投手が普通通りに投げてくれさえしたら自ずと勝利は見えてきます。
それでは、ごきげんよう‼︎

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