こんにちは‼️プロ野球観戦歴ならびにタイガースファン歴40年のbadass tigerです‼️
今日も、細かいところから今季を振り返っていこうと思います。
昨日は、森下選手と高山選手を引き合いに出して守れる選手は我慢の起用がしやすいと書きました。
特に岡田監督は、守りから固める監督さんです。
センターラインの中でも、昨年までショートのレギュラーだった中野選手を肩が弱いという理由でセカンドへコンバートしました。
そのために、ショートのポジションが一つ空いた形になるのです。
おそらく、岡田監督は昨年まで外から見ていて小幡選手の守備力を買っていてショートで起用するプランを就任時から考えていたのだと思います。
しかし、秋季キャンプを見ていて木浪選手が、思いの外肩が強く守れるということに気づきました。
小幡選手への刺激の意味もあったと思いますが、木浪選手と小幡選手で競争させてショートのポジションを争わせました。
おそらく、春のキャンプに入る前は7:3くらいで小幡選手を中心にショートは使っていくつもりだったと思います。
しかし、キャンプからの実戦で木浪選手が打ちまくりました。
そのために、一旦は木浪選手がレギュラーを取ると言われていました。
しかし、オープン戦後半になると小幡選手も巻き返して再び五分五分のショート争いが繰り広げられることとなったのです。
そして、結局開幕スタメンは小幡選手が勝ち取ることとなります。
しかし、木浪選手は諦めませんでした。
開幕3カード目のスワローズ戦で、8番ショートのスタメンで出場すると、打棒が爆発しました。
8番木浪選手が出塁して、1番近本選手で返す…
そんな場面が、5月に多く出て月間最多勝利となる19勝をあげたことに大きく貢献します。
ただ、木浪選手については今まで散々指摘してきましたがショートとして守備範囲が狭かったのです。
その大きな問題点について、どうなったのか?とても気になりました。
しかし、今年の木浪選手は同じ選手と思えないくらいに守りが上手くなっていたのです。
守備範囲もかなり広くなったのではないでしょうか?
守備率も982とセリーグのショートでは、2位の数字です。
守備範囲が広くなった原因は、タイガースの投手の投げるコースからあらかじめ打球の方向を予測しているからだと思います。
もっと言うと、昨年まではあまり上手く出来ていなかった打球予測を今季は極めたのだと思います。
かなり、練習を積みその上で打球予測に時間を割いたのだと思います。
また、木浪選手はタイガースの選手の中でも1、2を争う練習量だそうです。
なぜ、そんな事が言えるかと言うと2年くらい前だったと思いますがNHKの番組を見た時のことです。
その時に矢野前監督が「木浪は1番練習する。頑張っているから使いたくなる」そのような事を語っていました。
井上前ヘッドコーチも木浪選手は、野球が好きでキャンプでは朝の5時から練習するくらいと語っていました。
昨年までは、コツコツ頑張っていてもなかなかそれが結果に結びつかず、そして起用されることもあまりなく心が折れかけていたかも知れません。
しかし、岡田監督になりもう一度チャンスをもらい、必ず掴み取る一心で練習に励み試合に臨みました。
その結果、自身キャリアハイの268という打率を残します。
岡田監督は、ショートは守れたらいいということを言っていましたが、2割7分近く打ってくれて嬉しい誤算だったと思います。
身体能力には、恵まれないものの堅実で確実な守りでチームを支えました。
課題の守備範囲は、自らの努力で打球予測能力を磨くことにより克服しました。
今季のタイガース優勝の立役者のうちの1人だと確信します。
岡田監督は、なぜ期待の小幡選手ではなく木浪選手をレギュラーで起用したのでしょうか?
僕が思うに、木浪選手はプレーが一つ一つ丁寧だからだと思います。
8番打者として、チャンスに強くまたチャンスメイクをよくしていたイメージがあります。
しかし、犠打の数はトップとはひとつ差の20とリーグでは2番目(4位)の数です。
木浪選手は、守りでも攻撃でも自分が今やれるベストのプレーを何とかやろうとしていたと思います。
ゴロを弾くことはありましたが、送球面で不安なくいい送球をファーストに送っています。
打撃面でも、出来るだけ多くの球数を相手に投げさせる努力はしています。
一方で、小幡選手はボール球によく手を出したり、守りでも送球面で雑な面が見受けられます。
いくらセンスがよく、守備範囲が広くても雑にプレーしてミスをされてはたまったもんじゃありません。
一つ一つのプレーを丁寧にするか、雑にするかの差が今季のショート争いに出てしまったと感じます。
本当に、木浪選手としては今まで頑張ってきて良かったと思っているでしょうね。
今年は、北條選手や山本選手と言った昨年まで一軍でプレーしている選手が戦力外となりました。
一軍のキャンプに帯同して、かなりの期待を受けて木浪選手と同じような立場だった板山選手も戦力外となっています。
下手をすると、活躍次第では木浪選手も戦力外の中に入ってもおかしくない立場だったのです。
練習をやり切る力があり、ひとつひとつのプレーを全力で丁寧にやった結果が木浪選手をブレイクに導いたのでしょう。
シーズン後半は、さすがに調子を落としましたがクライマックスに向けて木浪選手の打棒復活は大きなカギとなります。
しっかりと疲れを癒して、また大暴れして欲しいですね‼️
それでは、ごきげんよう‼️

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