こんにちは‼︎badass tigerです‼︎
今季のタイガースを象徴する勝利‼︎
まさに、この言葉がピッタリと合う試合でした。
昨日の試合、タイガースはドラゴンズに3-1で勝ちました。
点差以上に、安心して見ていられる感じがしました。
その理由は、昨日の先発・西勇輝投手の出来の良さです。
西投手は、前回甲子園でドラゴンズに2回6失点と炎上してしまいました。
そのリベンジを今度は、敵地・バンテリンで果たしました。
打撃陣は、ドラゴンズ先発・涌井投手の独特のフォームにタイミングを外され苦戦します。
しかし、キャンプからやってきた今年のタイガースの取り組みがここで花開きます。
打てなかった涌井投手を見事に打ち崩しての勝利‼︎
これで6連勝。勢いだけで勝っているのではなくホンモノの実力がついて勝っています。
この記事は、プロ野球観戦歴40年、タイガース日本一をリアルで見てきた僕がこの試合で今年タイガースが取り組んできた事が身を結んだ理由について書いていきます。
この記事を読むとこんな事が分かる‼︎
・キャンプからの取り組んできたことが分かる
・なぜ、この試合が点差の割に完勝だったのか理由が分かる
・難敵・涌井投手攻略のポイントが分かる
西勇輝久々の好投の要因とは?
タイガースの先発は、西勇輝投手でした。
いきなり1回に山場が訪れます。
いきなり先頭の大島選手にヒットを打たれツーアウトまで何とかこぎつけます。
しかし、4番石川選手にライトへ抜かれてツーアウト一塁三塁になります。
ここで、一昨日も痛い場面で打たれている細川選手です。
イヤな予感がしましたが、初球を打ってくれてファーストゴロで何とかピンチを凌ぎます。
その後、西勇輝投手は7回を100球、5安打されて細川選手のホームラン1失点のみというナイスピッチングでした。
この日の西投手は、ボールにキレがあり内外へのコントロールも良かったです。
特に、右打者のインコースへの制球が抜群でした。
一回のピンチ、細川選手を打ち取ったのもこの球でした。
このピンチを抑えた事で勢いに乗りましたね‼︎
こういう状態の西勇輝投手は、なかなか打たれません。
しかし、それに輪をかけてドラゴンズ・涌井投手の出来は最高だったのです。
涌井に苦戦するもワンチャンスをものに
ドラゴンズ先発は、涌井投手でした。
涌井投手は、独特のリズムから足をクロスしてひねるような、変則的なフォームで投げてきます。
タイガース打線は、そのリズムにタイミングが全くあっていませんでした。
特に、足の上げ方が独特でバッターたちはタイミングがすごく取りにくそうでした。
事実、4回ツーアウトまではパーフェクトに抑えられていました。
とにかく、1人でもランナーが出たら涌井投手のリズムで投げられなくなります。
タイガース打線、誰でもいいから塁に出てくれ‼︎
そう願いながらテレビで観戦していました。
この願いは通じます‼︎
4回ツーアウトから3番ノイジー選手がレフト前に見事なヒットを放ちました‼︎
ついに待望のランナーが出たのです‼︎
これは、この回何かがあるぞと思いました。
その予感は的中しました。
4番大山選手は3-1から四球、5番佐藤選手は3-2からよくボールを見逃して四球。
これでツーアウト満塁になります。ここで6番に入っている島田選手が打席に入ります。
3-2からの7球目、アウトコースへ素晴らしい球でしたが判定は「ボール」でした。
これで先制得点を上げます。
続く5回も、ツーアウトから先頭の近本選手がセンターへヒットで出ます、続く中野選手も上手くレフトへ流し打ちツーアウト1、2塁になります。
ここで、初ヒットを打っている3番ノイジー選手。
初球を見事にセンターへ弾き返し、2塁ランナーの近本選手はホームインこれで2点目を叩き出します。
この回は、ツーアウトからの3連打で追加点を叩き出しました。
ノイジー選手は、素直にセンターへ返していきましたね。
とてもいいバッティングだと感じました。
いよいよ、乗ってくる時期になってきたかもしれません。
続く6回は、佐藤輝明選手が見事にライトへ放ちます。
このヒットも佐藤選手らしく力感のないフォームから上手く引っ張っています。
いよいよ3番5番が絶好調になってくると手がつけられなくなりますね‼︎
この試合、タイガースがキャンプから取り組んできた粘って四球をしっかり取ろう。
この取り組みが、上手く出来るようになってきましたね。
難敵・涌井秀章を崩した選球眼
とにかく、涌井投手の変則的なフォームの前にタイミングを狂わされ凡打の山を築いたタイガース打線。
僕はテレビ観戦をしていて、まずランナーを1人でも出してくれ、祈る気持ちで見ていました。
その祈りはノイジー選手に通じたのかノイジー選手がヒットで出塁します。
その後の大山、佐藤、島田と3選手連続で四球を選ぶのです。
しかも、佐藤選手、島田選手は追い込まれてからボールをよく見極めて、際どい球はファウルで逃げて最後には四球を選んでいます。
-序盤ピンチがあったが、粘れた
「そうやなあ。まあなんか、二段モーションな、ぜんぜんタイミング合わんかったからな。一回りな。ちょっとなんか、ひねったというかな」
-塁に出たら
「塁に出たら相手できへんからな。塁に出たらと思ってたけどな」
-2死からの両方の得点に、そういった点がいきた
「うんまあ、だから、三回まで、みんな振り遅れてるいうか、タイミングが合わんかったから。あの、なんか、二段にひねったようなな、右足な。あんなん前はそこまでひねってなかったけどな」
-ノイジーは2打席目で対応した。状態が上がっている
「まあ、塁に出たらああいうことできへんからな。塁に出たら普通にいけると思ったけどな。ああいうタイミングで投げられへんから、フォアボール、ボールおおなるもんな」
デイリースポーツより引用
岡田監督も、この四球を高く評価しています。
今年のタイガースは、キャンプから選球眼をみがき相手投手に一球でも多く投げさせ、その結果四球を多く勝ち取ろうという取り組みを行ってきました。
昨日の勝利は、その選球眼を磨きに磨きまくった結果、タイミングのあっていなかった涌井投手を打ち崩したことによるものです。
そして、3点目も四球とは違った動きの中から得点が奪えました。
この3点目がほぼ試合の行方を決めましたね。
佐藤輝明が足で魅せた‼︎
2点リードの6回、先頭は佐藤輝明選手です。
1-1からの3球目を見事にライト前へ打ち返します。
この打席のヒットは、打球が上がらなかっただけでとても内容のいいヒットでした。
7回の打席でも大きなライトフライを放ち好調さを維持しています。
タイミングの合わせにくかった涌井投手から3打席目でしっかりとアジャストしてくるあたり、いよいよホンモノになる予感がしますね。
そして塁に出た、佐藤選手は続く6番島田選手の初球から仕掛けてきます。
盗塁成功‼︎
完全に涌井投手のモーションを盗んでいた見事な盗塁でした。
実は、佐藤選手の盗塁の数は4個です。
この数、近本選手の3つ、中野選手は4つなので佐藤選手は実はかなり走れるのです。
とはいえ、近本選手中野選手にはもっと走って欲しいのですが…
ともかく、ノーアウト2塁になり島田選手はいい当たりのセカンドゴロ、これはドラゴンズ村松選手がファインプレーをしてアウトになりました。
しかし、進塁打としては十分な当たりで島田選手もキッチリと仕事をしました。
続く7番梅野選手は、ボールをしっかりと選んで四球。
梅野選手もだいぶ状態が上がってきましたね。
昨日もいい当たりが、出ていてここでもしっかりとボールをよく見て選ぶことができていました。
そして、続くは8番木浪選手。
1-1からの3球目をセンターへフライを放ちます。
少し浅いかなと思いましたが、佐藤選手は迷わずタッチアップしてホームへ帰ってきました。
-6回は佐藤輝のヒットから盗塁、進塁打、犠飛といい形で追加点。
「そうやなあ。ヒット一本でお前、1点取れるんやからな」
-選手も自分の役割を分かっている。
「役割というか、走れ言うたら走って、進塁打打て言うたら進塁打打って、犠牲フライでなあ、最低限で、そういうことやろ」
-佐藤輝の足での貢献も大きかった。
「あれが一番行けるよ、他全然行かれへんかったやん。近本も中野もなあ。あれが一番一発でいける。佐藤輝はなあ」
-6回の攻撃は8番の木浪が打ってるから、ああいう動かし方ができたのか。
「まあ、動かし方て、まあ、なあ、ここはそんな連打ない、続けへんからなあ。まあ、うまいこと点取るしかないよな。そんなの。調子とかなしに、サード行ったら、調子の悪いバッターでも何かバット当てたらどっか飛んでいきよるって。はっきり言って。ヒット打たんでもええやんか。外野まで打てるようなボール来たらええだけやから。それだけのことや」
デイリースポーツより引用
岡田監督も佐藤選手の盗塁を評価していますし、実は1番盗塁出来ると語っています。
相手のクセそして、走る勇気を持っているのが佐藤選手という事でしょう。
いずれにしても、この回の得点の取り方が本当に素晴らしく、強いチームのそれでした。
まとめ
この試合、3-1という見た目の僅差以上に力の差を感じるナイスゲームでした。
ランナーすら出せない状態から、一本のヒットを足がかりに、四球を選び得点する。
そして、ヒットを重ねて追加点。
ダメ押しは、足で稼いで取る。
守っては、先発投手が粘って失点を防ぎ7回くらいまでしっかりとゲームを作る。
その後は、自慢のリリーフ陣で逃げ切る。
まさに今年のタイガースを象徴とするナイスゲームでした。
僕も、今年のタイガースはこういうゲームが多くなると思っていました。
そして、これからこういうゲームが多くなっていくと思われます。
守って少ないチャンスをものにするこういう野球で勝ちを拾っていって、気がついたら勝っていた。
これは強いチームだからこそ出来る野球です。
タイガースがこういう勝利ができた事が嬉しいし、これからますます乗っていけそうですね。
今日は、5月4日の再戦、伊藤将司投手対柳投手ですね。
この試合も柳投手は、引っ張ってくるものと思われます。
序盤からしっかりと球数を投げさせて早く降りざるを得ない展開にしたいところです。
それでは、ごきげんよう‼︎

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