こんにちは‼︎プロ野球観戦歴40年のbadass tigerです‼︎
ついにタイガースにも久々の生え抜き高卒野手のレギュラー誕生か⁉︎
試合のない日の記事、いつも何を書こうか悩んでいますが、今日に関してはいつか書こうと思っていた前川選手について書いていこうと思います。
タイガースの高卒野手は、掛布雅之さん以来本当のレギュラーは育っていませんでした。
濱中治さんが、一時期4番を打って期待されましたがケガで残念なことになりました。
それ以外は、ドラフト上位で獲得した選手も思うように成長しませんでした。
そんな中、ひさびさにタイガース高卒野手で長きに渡りレギュラーを張れそうな選手が出てきました。
それが、前川右京選手です。
この記事では、タイガース待望の高卒野手レギュラー誕生への期待をこめて、前川選手について書いていきます。
この記事を読むと、こんな事が分かる‼︎
・前川選手のバッティングは、タイガースの中で1番優れていることが分かる‼︎
・タイガースで、高卒野手が育たなかった理由が分かる‼︎
・タイガースのドラフト戦略が、いい方に変わった事が分かる‼︎
掛布雅之さん以降生え抜き高卒野手が育たないタイガース
タイガースは、掛布雅之さん以来高卒野手で長くレギュラーを張れた選手がいませんでした。
タイガースは88年の歴史がありますが、それはとても異常な事だと思いませんか?
他球団は、現役ではスワローズの村上選手や山田選手、ジャイアンツでは坂本選手や岡本選手などがいます。
そして、ついこの間まで戦っていたホークスでは今宮選手や栗原選手がいますし、甲斐選手や牧原選手は高卒の育成から這い上がった選手です。
他球団では、これだけ高卒野手が育ってレギュラーを張っているのにタイガースではなぜ高卒野手のレギュラーがいないのか?
これは、過去のドラフト戦略のミスが挙げられます。
取りやすい選手しか取らなかった無難なドラフト戦略
タイガースは、90年代暗黒時代と呼ばれる弱くて冬の時代がありました。
弱くなった要因は、ドラフトで軸になれるような野手を取らなかった事が挙げられます。
その時代にも、高卒野手をドラフト一位で何人か指名しました。
しかし、そのいずれも育つ事なく一軍へ上がることもままならないまま引退を余儀なくされました。
後のメジャーリーガー松井秀喜さんなども指名しましたがクジで外れてしまいました。
福留孝介さんに至っては、指名すらしませんでした。
この当時、タイガースは周りの評判ばかりを気にしていて選手の能力よりも取りやすい選手ばかりを指名していました。
明らかに、ドラフト一位の力が無くても確実に指名をしたら取れるそういう選手しか指名してこなかったのです。
例えば、1998年監督の野村克也さんは、即戦力選手の獲得を要望します。
しかし、この年に指名したのが高校生の投手、藤川球児投手でした。
しかも、当時は肩を怪我していて復帰の目処が立たない状態でした。
この年のドラフトの目玉は、横浜高校で甲子園春夏連覇の立役者・松坂大輔投手でした。
そして、ジャイアンツは即戦力の大物上原、二岡両選手を獲得していて次の年から戦力となります。
結果的には、藤川投手はリリーフとして大ブレイクを果たすのですが、当時としては即戦力が欲しいという野村監督の希望に沿わない形となりました。
これも、タイガースは確実に取れる選手しか取らなかった証と言えるでしょう。
また、その注目度からタイガースドラフト一位の選手は、実力がそこまでではないのに注目されるので実力以上に見られました。
その結果、無理が生じたり勘違いして練習をおろそかにしたりで大成出来なかったのです。
そして、この傾向は暗黒時代を抜けた2010年代前半まで続きます。
高卒選手を、ドラフト2位で指名してチームの核に据える‼︎
その名目で、ドラフト2位で高校生を指名した時期がありました。
しかし、もう既にケガで投手として使えなかった選手、高校2年生の時期がピークで伸び代が既になかった投手…
甲子園で活躍したことを重視した結果選手個人個人の見極めが出来ずにこれらの選手は数年で戦力外となりました。
また、チームの核となりうる素質を持ちながらケガや病気で活躍出来なかった選手もいます。
それが、濱中治さんであり現役ですが北條選手であり、類稀なる身体能力を持ちながら病に倒れた横田慎太郎さんでした…
彼らは、残念だったと思うし無念だったと思います。
ただ、こういったドラフト戦略からここ数年は一変していてタイガースは能力重視で指名する方針に変わりました。
そして、チーム方針が生え抜きのスターを育てる方針に転換しました。
それ故に、今後掛布さん以来の高卒野手レギュラー誕生に期待を寄せているのです。
2年前、前川右京の指名に驚く‼︎
チームの核となる高校生の獲得という意味では、4年前2018年のドラフトが挙げられます。
一位西純矢投手から五位の藤田健斗捕手まで5人連続高校生を指名したのです。
タイガースのドラフト戦略が、変わったなと感じたシーンでした。
ちなみに、彼らは徐々に1軍で頭角を表し始めています。
そして、驚いたのが2021年のドラフトです。
ドラフト4位で、前川選手を指名したからです‼︎
前川選手は、奈良の智辯学園で主力として活躍し夏の甲子園準優勝に導いていました。
前川選手の打撃は、振りが鋭くそれでいてボールの見極めが出来ていてスキがありませんでした。
この年の、甲子園に出場した選手の中でも殊バッティングにかけてはダントツでした。
しかし、守りの面で不安がありしかも高校生ながらレフトを守っていたので守りはあまり良くないと感じていました。
プロに入るなら、DHのあるパリーグだろうな…
そして、こういうバッティングに特化している選手は今まででしたらタイガースが1番指名しないような選手だったはずです。
だから、タイガースのドラフト戦略が当たり障りのない指名から秀でたモノがある選手を積極的に獲得しようという方針に変わったことを実感しました。
ただ、前川選手をタイガースはどのように起用して行くのか?
普通にプロ野球の基本レベルの守りができるのか?
そういう不安は、ありました。
しかし、それ以上にタイガースが前川選手をどのように育ててのかという楽しみの方が上回りました。
やはりモノが違った前川右京
やはり、前川選手は早々に1軍でデビューが出来ました。
1年目は、ケガで苦しみファームの試合にもほとんど出場出来ずに苦しみました。
そんな、反省を踏まえてオフには食事から見直して肉体改造を試みました。
しかし、キャンプ直前でまたしても故障…
そのまま、ファームでキャンプを過ごして2軍のシーズンを迎えます。
ただ、2軍では前川選手のバッティングは群を抜いていて打率360と打ちまくり交流戦で一軍昇格が決まりました。
前川選手の凄さは、スイングスピードの速さとバットコントロールです。
タイガース打線の誰よりも、速い球に強く弾き返せると思います。
バッティングの良さは、おそらくみなさんご存知だと思いますが、前川選手がこのタイガースで活躍できるもう一つの理由があります。
それは、自分をしっかりと持っている事です‼︎
タイガースで、活躍できる選手の条件は自分をちゃんと持っていてマスコミや周りが騒いでも自分のやることをだけをやり貫ける事です。
鳥谷さんしかり、現役では近本選手はそういうところがあります。
タイガースは、2軍の選手でもマスコミや周りが騒ぎ立てまだ実力がないのにまるで一流選手のように扱われます。
そのため、特に社会経験の浅い高卒選手は勘違いしてしまいます。
それ故に、潰れていった選手も多いのです。
しかし、前川選手は自分のことを俯瞰的に見る事が出来ます。
それは、自分が怪我が多いから食事から体質を変えていこうとする姿勢でも明らかです。
デビューしたての頃は、ボール球に手を出しまくっていて三振ばかりしていました。
しかし、数試合で軌道修正してボールをよく見極めて打てる球だけを打っていく事が出来始めました。
一軍の球にも、だんだんと慣れてきてアジャストしていく事が多くなってきました。
もっと見たい‼︎と思わせてくれる数少ない野手です。
今後、岡田監督に期待したいことは、左投手の時にも経験を積ませる事です。
おそらく、一軍でのバッティングを見ていて岡田監督もモノが違うと感じているはずです。
ノイジー選手を使うくらいなら、左投手でも前川選手を使って左に慣れさせて欲しいです。
特に、金曜日から当たるベイスターズには、今永投手や東投手そして石田投手などいい左投手がたくさんいます。
是非、そういう投手相手でも前川選手を起用して欲しいですね。
おそらく、前川選手なら早くアジャストできると思います。
今年、しっかりと経験を積んでケガなく完走出来たなら来年は主軸を張れるだけの能力を持った選手です。
リーグ戦再開後は、前川選手のバッティングに要注目です‼︎
まとめ
前川選手には、掛布雅之さん以来の10年以上レギュラーを張れる野手として活躍してもらいたいですね。
今のどの野手よりも振りは鋭いですし、期待感も持てます。
左右で使い分けるのではなく、左投手にもあえて起用して一軍レベルの左投手のボールを体感して欲しいです。
そして、前川選手なら一軍レベルの左投手にも以外と早くアジャスト出来るはずです‼︎
タイガースで活躍できる「自分をしっかりと持って、自分で工夫できる」そういう姿も持っています。
ケガだけが心配ですが、無事に一年完走して長くレギュラーが張れるように頑張って欲しいです‼︎
それでは、ごきげんよう‼︎


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