こんにちは。badass tigerです。
今、映画「THE FIRST SLAM DUNK」が大好評です。
僕も、2回見てきました❗️3回目も考えています😆
ちなみに、僕が映画を見に行った時に思ったことですが恐らく原作を知らない中学生か高校生くらいの人や、20代くらいの若い人が多かったです。
映画を見て、SLAM DUNKの原作を読みたくなった人もいるかも知れません。
また、原作を読んだ人もまた読みたくなったのではないでしょうか?
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今回はSLAM DUNKの原作を読みたくなった人へ向けての記事となります。
この記事を読むと
- 原作の主人公・桜木花道の持つスター性
- 恩師安西先生と桜木花道の関係性
というように原作の主人公桜木花道についてよくわかります❗️

映画版はガードの宮城リョータが主人公でした。だからなのか本来の主人公の桜木花道の名シーンが端折られていて映画の中ではこの存在が浮いてしまっていましたね
ネタバレは含みますが、原作をより楽しく深く読めるような記事となっておりますのでお楽しみに❗️
あだ名をつける天才・桜木花道
桜木花道は、原作版のSLAM DUNKの主人公です。
彼は、中学時代は不良として名を馳せていて地域では恐れられている存在でした。
しかし、湘北高校に入学し赤木晴子に出会って人生が変わりました。
晴子に一目惚れした花道は、彼女の勧めでバスケを始める事を決意します。

晴子の兄、赤木キャプテンとの対決を見事に制して正式にバスケ部に入部します❗️その時、終生のライバル流川楓も入部します。
その後、全くの初心者の桜木花道は信じられないスピードでバスケが上達していきます。
その後、様々なライバルとの死闘を経て実力もうなぎのぼりでトッププレイヤーとも互角に渡り合える実力を付けていきます。
そして、バスケットボールを始めてわずか4ヶ月でインターハイへ出場し、全国トップの山王工業に奇跡の勝利へ導いていくまでのストーリーが原作では述べられています。
そんな桜木花道は、登場するさまざまな人物にとんでもないあだ名をつけていきます。
まずチームメイトです。
キャプテンの赤木剛憲には「ゴリ」

ガードの宮城リョータには「リョーちん」

フォワードの三井寿には「ミッチー」

副キャプテンの木暮公延にはメガネをかけていることから「メガネ君」

その他、ライバルに対しては陵南高校のキャプテン魚住に対しては「ボス猿」、海南大附属の神奈川No. 1プレイヤー牧紳一に対しては、見た目が老けていることから「ジイ」
陵南高校の田岡監督にはなんと「ジジイ」と読んでいます。

田岡監督がジジイで俺がジイ
俺の方がまだマシか…
なんてシーンもありました。当時、爆笑してしまいました🤣
ただ、陵南の仙道彰にはそのまま「センドー」、チームメイトの流川楓に「ルカワ」と読んでいます。(流川にはたまにキツネ男とも呼んでいますが)
これらを見て、桜木花道はあだ名をつける天才と言えますが、多分彼は単純な見た目からあだ名を付けている事がほとんどなのでしょう。
しかし、ただの見た目からこれだけユニークなあだ名が出てくるのは面白いですね。
そして、湘北高校の安西先生には
「オヤジ」と呼んでいます。

確かに、安西先生の見た目はふくよかでオヤジそのものです。
しかし、実は桜木花道が安西先生なことをオヤジと呼ぶのには見た目だけではない深い理由があると推測されます。
次は桜木花道が安西先生なことをオヤジと呼ぶ理由について解説していきます。
花道が安西先生のことをオヤジと呼ぶ理由
桜木花道が安西先生のことをオヤジと呼んでいることは先ほどお話ししました。
しかし、他の人物と違って花道が安西先生なことをオヤジと呼ぶのには見た目だけではない大きな理由があるんです。
それは花道が安西先生の事を実の父親のように思っているからです。
僕が何故、花道が安西先生の事を自分の父親のように思っているかということについては理由があります。
それは、インターハイ予選対陵南戦の間際に花道と安西先生がシュート特訓中に安西先生が倒れてしまいます。
幸いその時は、花道の適切な処置のおかげで大事にならずに済みました。

即座に救急車を呼び、海南大附属対陵南戦を観戦中だった赤木キャプテンらに連絡を入れて、安西先生の奥さんにも連絡を取るという信じられない段取りの良さでした
しかし、急いで病院へ向かった赤木達は到着後信じられない光景を目にします。
それが、花道が泣いていたことです。
まさか、安西先生は命に別状はないと言っていたのに急変したのか?一気に緊張に包まれます。
不安にかられながら病室に入る赤木達。そしてそこで目にした光景は…
適切な処置を施され、安心して眠りについている安西先生の姿でした。
人騒がせなやつホッとすると共に、花道に対する怒りと文句が出る赤木達。
しかし、花道にはあるトラウマがあってその時のこととオーバーラップさせていたのです。
それは、花道が中学時代に遡ります。
当時ケンカに明け暮れていた花道は、近所の高校生達にケンカを売られて4人相手に1人で勝ちます。
そして、帰宅後なんとそこには倒れた父の姿がありました。
急いで救急車を呼びに出かける花道。
しかし、そこに先程倒した高校生達が報復のために今度は8人連れて立ちはだかります。
そこで、花道は振り切ろうとしますがそれが叶わず、父親はついに処置が間に合わなかったため帰らぬ人となってしまいます。
その実の父親の姿と安西先生の姿がオーバーラップしたのでしょう、安西先生は助かったという安堵感からつい緊張が緩んで涙したものと思われます。
おそらく、ケンカに明け暮れた花道の事を間近で暖かく見守り、見捨てなかったのは実の父親だけだと思います。
なぜなら、不良の花道が父親が倒れている時に必死になって助けようとしているからです。
そして、安西先生も花道の日々の無礼な行動や言動を広い心で受け入れて暖かく見守っているどころか、彼の特訓に進んで付き合ってさえいてくれています。
まさに、安西先生が倒れたのは花道の特訓中だったのですから❗️
自分のためにここまでしてくれる安西先生の事を、花道は自分の父親にダブらせていたのではないでしょうか?
だから、花道は最初は見た目のオヤジだったけど段々とバスケが上手くなるにしたがって安西先生の事を、本当の父親としてのオヤジというふうに呼ぶようになったのだと思います。
では、なぜ安西先生はあれだけ親身になって花道の事を見守るのでしょうか?
次項で見ていきましょう❗️
安西先生も花道を実の子供のような目で見守っている
安西先生は、花道に対してアゴをタプタプさせられたり失礼な言動を投げかけられたりしているのになぜ特訓に付き合ったり親身になっているのでしょうか?
それには、二つ理由があります。
1.単純に花道のプレイヤーとしての成長が素晴らしくプレイヤーとして一流に育てたい思いがある
2.安西先生自身も花道の事を実の子供のような目線で見ている
1についてですが、これは安西先生もハッキリとそう言っている場面が2つあります。
1個目は、インターハイ予選の10日前チームは静岡へ合宿へ出たのに花道だけは居残りで安西先生と特訓することになりました。
しかし、それが不満な花道はいつもの「アゴタプタプ」させながら
「オヤジの道楽に付き合っている暇はないんだよ❗️」と口にしてしまいます。
しかし、安西先生は花道をうまくおだててその気にさせてあの伝説の二万本シュートにつながります。
その時、安西先生は特訓を見ながら
「道楽か…そうかもしれんね」
「日一日、成長がはっきり見てとれる」
「この上もない楽しみだ」
と花道の成長を楽しみに見守っています。
元一流プレイヤーだからこそわかる、花道のとんでもない成長スピードをバスケット指導者として楽しく見ていきたかったのだと思います。
2個目は、山王戦にてルーズボールを追って机に激しく衝突し背中を負傷し、普通なら立つのもやっとの状態になりながらもプレーを続ける花道。
その異変に、安西先生はいち早く気づいていました。
しかし、プレイヤーとしてどんどん成長していく花道を安西先生は、ずっと見ていきたかったのです。
「桜木君、白状します。君の異変にはいち早く気づいていた…しかし、君を代えなかった…代えたくなかった。どんどんよくなる君のプレイを見ていたかったからだ。指導者失格です。」
この2つのシーンで安西先生は、はっきりと桜木花道のプレイヤーとしての成長を楽しみにしている事を明言しています。
プレイヤーとしてのダイヤの原石を磨き上げ開花させる手助けをする、これは指導者として当然のことですし、指導者としての喜びだと思います。
2についてですが、これについては原作内でも記載はありません。
しかし、普段から安西先生は花道に散々失礼な言動や行動をされています。
しかし、何をされても安西先生はいつもニコニコ見守っています。
花道は、ヤンチャではありますが、バスケットに対してはとても真面目で真剣です。
そんな花道が愛おしくなり、いつしか実の子どもと同じように思うようになったとしても不思議ではありません。
まぁ、合宿時の花道の特訓に付き合う事については、自分が離れても赤木キャプテンが上手くまとめてくれるという信頼感はあったと思います。
また、インターハイで勝つためには花道の成長が必須だったのはいうまでもありません。
ただ、花道の特訓にずっと付き合って一緒になって練習するという事はヤンチャだけどバスケに対しては素直で真面目な花道を手元に置いておきたかった証だと思います。
そして、安西先生はヤンチャで口は悪く自信家だけど根は真面目で心が優しい花道を誰よりも理解してホントの「オヤジ」のような温かい目で見守っていたのだと推測されます。
2人の持つ強い絆が奇跡を生んだ
実の親子のような信頼関係で結ばれた安西先生と桜木花道。
このような関係性を築けたからこそインターハイへ行くことができたのでしょう。
安西先生は、上手く花道の性格を理解して伸び伸びとプレーさせました。
おそらく、他の型に嵌める指導者だと花道は反発してバスケ部をやめてまた不良への道を歩んでいたものと思われます。
いわば安西先生は、花道をバスケを通じて真っ当な道へ更生させた第2の父親とも言える存在ではないでしょうか?
また、花道も安西先生の期待に答えプレイヤーとしての素質を開花させていきます。
花道としても、安西先生のいうことをやっていくとどんどん上達していき、バスケの楽しさに目覚めていきました。
そして、いつも本音で生きてきた花道にとってどれだけ失礼な事をしても、どんな憎まれ口を叩いても大きな心で受け止めてくれる安西先生を自分の本当の父親のように思い、チームのために奮闘していきます。
その花道の人間的な成長も、SLAM DUNKの魅力の一つなのです。
まとめ
今回は、SLAM DUNKの主人公桜木花道と安西先生と結ばれた強い絆について見ていきました。
これから原作において主人公桜木花道の本来の人間性を知ることは、これから読もうとしている人にもまた読み直したい人にもとても役に立つと思います。
そして、SLAM DUNKはこうした一人一人のキャラクターの人間性についても丁寧に述べられています。
こうした部分を味わっていくのもSLAM DUNKを楽しく読む秘訣だと思います。
是非、映画を見た方には原作を読んでもらいたいですね。
それではごきげんよう😆😆😆
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