こんにちは。badass tigerです。
最近プロ野球を見ていて思うことはどの選手もええ体してるなぁってことです。
特に、我が阪神タイガースは10年ほど前は特に若手は、ヒョロヒョロした弱々しい体をした選手しかいなかった印象です。
しかし、現在では見違えるくらいにガチムチの選手が多くなりました。それはとても喜ばしいことです。
しかし、10年前と同じで一年通したパフォーマンスという部分では変わらない感じがします。
それが18年間アレ(=優勝)ができない最大の理由だと思います。
では、なぜ体は大きくなっていかにも体力がありそうなのに年間いいパフォーマンスができないのか?

筋肉ついて、体が大きくなると
それだけ体力つきそうに思えるのだけど…
40年間、プロ野球を見てきた僕がその理由を考えてみました。
今回の記事は
・体を鍛えて、筋肉をつけ大きくしてもなぜ疲れやすくなるのか?
・マシンを使って、ガンガン鍛えて筋肉をつけ体を大きくしたらなぜ逆にケガをしやすくなるのか?
・筋肉をつけ体を大きくしたら、何故野球のプレーのパフォーマンスが落ちてしまうのか?
これらのことがよく分かります。
また、野球の記事なんですが40代になると疲れが取れにくくなると思いますが、疲れにくくなる体づくりのポイントについても後で、書いていますのでぜひ最後までご覧になってみて下さいね❗️
超一流はケガをしない
まず僕が思ったのが、プロ野球90年の歴史上レジェンドクラスの選手に共通していることそれは
ケガをしない
ケガに強い
ことです。
どれだけ非凡な才能があっても怪我で試合に出られないと成績を残すことができません。
古今東西、レジェンドクラスの選手は類い稀なる才能を生かしつつケガをせずに試合に出続けた結果金字塔を打ち立てたのです。
王さんしかり野村さんしかり金田さんしかり…
現在ではイチローさん。そして、山本昌さんに至っては50歳まで現役で投げ続けて名球会入りを果たしています。
彼らレジェンドは、もの凄い練習とウエイトトレーニングでこの金字塔を成し遂げたものと思われます。
しかし、彼らレジェンドに共通しているのはウエイトトレーニングに全く重点をおいていない点です。
むしろ、過度なウエイトトレーニングは野球の邪魔になるとさえ考えているところです。
(注)ウエイトトレーニングとはマシンを使ったトレーニングのことをいいます。
筋肉は大きさよりしなやかさ
日本はおろか世界で1番のホームラン記録を持つ王貞治氏はこう述べています。

「鍛えるのはスイングに対して動く筋肉だけでいい。」
「ウエイトトレーニングはやったことに頼ってしまう、パワーではなくスピードで打つことが大事」
王さんはおそらく素振りと走り込みでしなやかさと野球に必要な動ける筋肉と年間通して動ける体づくりをしてきたのだと思います。
そして、そのしなやかさと一本足打法を完璧に極めるために必要だった強靭な体幹とバランスの良さでケガのリスクも減らして長く超一流でいられたのだと思います。
王「まずスイングをする時に動く筋肉を強くする、スイングに対して動く筋肉だけでいい。」
引用 サムライのバッティングバイブルⅡ 超打撃論 ベースボールマガジン社
出典:やきゅうのはなしより
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日本とメジャーリーグで安打記録を作ったあのイチローさんも自分のクセをよく知ること。
そして、人間が持って生まれたバランスを崩してはダメだと述べています。

それゆえにイチローさんは、ウエイトトレーニングをやりすぎる事を否定しています。
「関節や腱は鍛えられないのに筋肉だけ大きくしても、重さに耐えられずそこに負担がかかってケガのリスクだけ増えるだけ」
こう述べています。
そのイチローさんも若い頃はオフに、ウエイトトレーニングをやりまくっていた時期もあったみたいです。
しかし、春先は体重が増え、余分な筋肉がついてスイングスピードが落ちてしまったと話しています。
そしてシーズン中、ウエイトトレーニングができなくなって体重が落ちてきたら、体にキレが出てスイングスピードが早くなったと語っています。
出典:hitumabushi_channelより
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タイガースのレジェンド鳥谷敬さんも30代以降は全身のバランスとしなやかさを重視してウエイトトレーニングをほとんどやっていないと述べています。

試合にショートという過酷なポジションで結果を出しつつ、試合に出続けるためには、下半身特にお尻を鍛えることが大事です!

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筋肉をデカくしすぎることの弊害
先程、イチローさんの話で
筋肉をデカくしすぎると重さに耐えられ無くなって関節や腱を痛めるというお話をされていました。
まさにこの現象に陥った有名な選手がいます。
それが清原和博さんです。

清原さんは、PL学園時代から甲子園でホームランを連発して互い稀なる才能を見せてきたスーパースターです。
西武から巨人へFA移籍して30代以降に、自分が期待されているホームランを増やすべくウエイトトレーニングをしまくったそうです。
その効果は的面で、打球の飛距離は段違いに伸びたそうです。
激白!西武時代グラブの手入れにある物を使用していた!?清原和博さんの野球道具へのこだわりを語ってもらったよ〜♪
出典:片岡篤史チャンネルより
見た目にも、晩年の清原さんはめちゃくちゃ体がデカくなってますよね❗️
しかし、その代償として膝のケガに悩まされて試合に出続けることができなくなってしまいました。
急激に大きくなり過ぎた筋肉に関節が耐えきれなかったのだと思います。
清原さんが筋肉を大きくすることよりスピードやしなやかさを大事にして、ケガをしなかったらもしかしたらもの凄い数字を残していたかも知れません。
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これは僕個人の印象ですが、ウエイトトレーニングで体をバキバキに作り上げてきた選手ほど故障が多いイメージです。
例えば、今年引退した糸井嘉男さんの体もボディビルダーのような凄い体でしたが、膝の故障に悩まされ特に守備面でその影響が多かったように思われます。

現在のタイガースでも、例えば大山選手、北條選手なんかはウエイトトレーニングの弊害が出ている気がしてます。
大山選手は、体はデカくなりましたがキレとスピードそしてしなやかさがないため速球には弱い印象です。

また、打てなくなったり疲労からの回復が遅いのかスランプの時期も長く、故障もそこそこ多い印象です。
北條選手もデカくしたことで体のキレが失われて動きが重くなり二遊間で出場することは厳しくなってしまいました。

また、いつもいいところで大きな故障をしてしまうのも体を大きくし過ぎた弊害ではないのでしょうか。
この不調が長い、体にキレとしなやかさがないというのは、特に金本監督以降のタイガース全体に言えることですがウエイトトレーニングをやり過ぎている事の弊害が出ているものと思われます。
佐藤輝明選手も糸井さんを目指してウエイトトレーニングやりまくると記事を見ましたが、バッティングに悪い影響が出なければいいなと心配しています。
筋肉のデカさよりしなやかさが大事だと早く気づいてくれたらいいなと思います。
逆にしなやかさとキレに重きを置いていると思われるのがタイガースでは近本選手だと思います。

開幕後しばらくは不調が続くスロースターターですが、その後は一年を通じて割と好不調の波が少ない印象です。
近本選手についてはそのしなやかさを重視するトレーニングをしている動画もあるのでそう思いました。
近本選手の体幹トレーニングでカノアイ悶絶!?【亀山つとむ・江草仁貴のトラツボ!】#8
出典:GAORA SPORTSより
そういえば近本選手も体は小さく見えるけどケガの少ない選手ですね。
好不調の波を減らしてアレへ
アレのために好不調を減らして欲しい。これはタイガースを愛する僕の願いです。
そのために「ウエイト信仰」から脱して人間の持つ体の動き特徴と自分のクセをよく理解してスピードとキレ、体のしなやかさを活かすトレーニングをしてシーズンへ臨んで欲しいです。
そして、体のしなやかさを手に入れることでケガをしない体を手に入れ、年間を通していいパフォーマンスができると思います。

40代以降の方も、そのことを
意識して運動や筋トレを始めると
疲れにくく日常生活のパフォーマンスが上がり毎日楽しく過ごせますよー
だからこそ、来年の春のキャンプに鳥谷さんが臨時コーチで来た時にその鳥谷メソッドを叩き込んで一年を通じて高いレベルのパフォーマンスを行うノウハウを教えて欲しいし、選手たちには吸収して欲しいです。
好不調の波を出来るだけ減らして
18年ぶりのアレしてほしい❗️
これが我々ファンの願いです❗️
頑張れタイガース❗️

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